多分1961年型式認定のホンダの黒船F150と1965年国営検査合格のF190は農耕作業用軽自動車型式が同じ。

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毎日サクッとネットオークションの写真で「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は推定1961年運輸省型式認定のホンダ耕うん機F150の後継機と思われるF190です。1965年国営検査合格のF190ですが、型式はF150のまま。つまり、農耕作業用軽自動車型式はF190もF150も同じなのでした。

ホンダの耕運機、F190です。見た目は全くF150と同じ。何が違うのかというとエンジン形式が違います。
ホンダの耕運機、F190です。見た目は全くF150と同じ。何が違うのかというとエンジン形式が違います。あまり参考になりませんが、F150のエンジンはF150型。F190のエンジンはF150型だそうです。
F150はその画期的なコンセプト故に無視をしている部分も多かったみたいで、エンジンが高性能なため、トラブルが多かったそうです。F190のエンジンも5馬力/4500rpmと高回転型で、その片鱗が伺えます。
F150はその画期的なコンセプト故に無視をしている部分も多かったみたいで、エンジンが高性能なため、トラブルが多かったそうです。F190のエンジンも5馬力/4500rpmと高回転型で、その片鱗が伺えます。恐らくですが、F150は同じ5馬力でも、それを5000rpmで発生していたようですから、エンジンの改良タイプがF190ということなのでしょう。
親切に銘板を網羅してくれています。1965年国営検査合格というのがわかるでしょうか?型式認定番号は農耕作業用軽自動車運輸省型式認定番号農156号ホンダ耕耘機F150とあります
親切に銘板を網羅してくれています。1965年国営検査合格というのがわかるでしょうか?型式認定番号は

軽自動車
運輸省型式認定番号 農156号
ホンダ耕耘機 F150

とあります
シートに記入します。同じ番号、農156号が並んでいますが、F150とF190です。型式認定番号は全メーカー網羅して販売順を確認メリットがありますが、マイナーチェンジだと型式を引き継いでしまうため、実際にはF150とF190は5年ほどの歳の差があるにも関わらず、型式的には同い年ということになってしまいます。
シートに記入します。同じ番号、農156号が並んでいますが、F150とF190です。型式認定番号は全メーカー網羅して販売順を確認メリットがありますが、マイナーチェンジだと型式を引き継いでしまうため、実際にはF150とF190は5年ほどの歳の差があるにも関わらず型式的には同い年ということになってしまいます。痛し痒しですね。

あ!ごめんなさい。F190の馬力が7馬力になってますね。これ、5馬力です。あとで直しておきます。この表は間違えたらすぐに直してどんどん変化しています。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

少しホンダの耕耘機関係の過去記事を貼っておきます

ホンダのコレクションホールの記事はこちらです。F150については、これまでの農機会社のやり方に新風を吹き込んだセンセーショナルな機械としてヰセキの社史に多くのページを割いてそのショックが語られていました。
今日はここまでです。また明日!
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