毎日サクッとネットの写真で「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は弥太郎さん(いつも貴重な情報をありがとうございます!)が送ってくれた、貴重な200番台、1960年もしくは1961年運輸省型式認定のロビンT4「撮りトラ」の続きです。オマケで同じ頃のものではないかと思われるT6を・・・
写真はここまでなのですが、T4を調べている過程でT6を見つけました。
さらについでにこんなものを見つけました。
今日は暑くなるという予報なのですが、なんだか曇っているし肌寒い感じです。太陽よ出てこい!ロビンT4/T6はここまでです。また明日!
弥太郎さん おはようございます
そんなにありましたか
本当ですね・・・いったいどこに行ってしまったのか
大部分は廃棄されてしまったのでしょうけど
今は鉄が高いので、たとえ納屋に眠っていたとしても風前の灯ではないでしょうか
メリーテーラー歴史的機械だったんですね。
とにかくほとんどの農家がメリーテーラーを使っていました。
残念なのはあれだけあったメリーテーラー今や一台も見られないことです。
どこかの納屋に眠っているのが一台ぐらいとは思っていますが全くです。
弥太郎さん こんにちは いつもありがとうございます
弥太郎さんが見たメリーテーラーの形ですが、多分1950年の頃のものだと思います
僕はおそらくその頃ののままの形でずっと作られていた機種もあったのではないかと想像しています
もちろん、1960年頃には細王舎にもT4のようなカッコいい形のメリーテイラーもあったはずです
かっこよく体裁を整えただけかもしれませんけど1959年のものです
詳しくは以下の記事を見てもらうとして
細王舎のメリーティラーは「羊」と関係が深かった↓
https://oba-shima.mito-city.com/2018/01/25/merry_tiller_mtg3/
細王舎のメリーティラーは「羊」と関係が深かった(つづき)↓
https://oba-shima.mito-city.com/2018/01/26/merry_tiller_mtg3-3/
ウィキペディアの耕運機の項には
耕耘機の普及が本格化するのは戦後、アメリカからメリーティラー(英名: Merry Tiller)が導入されてからである。
1950年頃導入されたメリーティラーは、畜力用和犂をトラクター用に改良した双用和犂をアタッチメント(付属作業機)として耕耘作業用として、また簡易トレーラーをセットし運搬作業用としても爆発的な普及を見た。こうした作業機は1955年には約8万台の普及でしかなかったが、1967年には300万台以上普及し、日本の農業機械化の歴史のなかで最も急激な増加率を示した。
とあります
弥太郎さんが見たのは上のようなメリーティラーか
こんなものではなかったでしょうか?
土の館のメリーテーラーのキャプションには
機種名:メリーテイラー B
形式・仕様:3型 シバウラ3馬力
製造社・国:㈱細王舎 川崎市高石
導入年度:1953(昭和28)年
使用経過:専売特許取得 特別通産大臣賞受賞
小型テイラーでは唯一の機種で全国各地の農家で貴重な機械として人気が高かった。
作業はプラウ、砕土機、トレーラ、代かき、
プリーなどを取り付けて行った。
15年ほど使用した後、当時の苦労を思い出すと処分できず、家宝のように保管していた。
とあります
なんとか手に届く範囲のもので、やっと手に入れた高価な機械をずっと大事に使っていたのでしょうね
子どもの頃畑作用の機械と言えば手押しのカルチでした。
そのカルチを村の人たちが何人か協同で使っていました。
そんな中最初に個人で所有したテーラーが芝浦のメリーテーラー
でした。私の記憶では1960年代オリンピックの前後ぐらいではと思います。横にメリーと英語で書かれていたと記憶しています。
ほぼ8割方メリーテーラーを使っていたように感じます。
安くて使いやすい機械だつたのでしょう?
今思うとミッションはなかったのでしょうか、ベルトの掛け替えで車速・前後進を切り替えていました。
一輪のクリントンも1台だけありました。
先日古い写真を見る機会がありましたが筒状の燃料タンクが主流でした。
同年代のテーラー・耕うん機の完成度の高さにおどろいています。