今日はDさんが送ってくれた、Fordson Super Dexta(と思われる)写真で「撮りトラ」です。
ネームをはぎ取られ、ゴムやプラスチックが全く残っていない機体は、痛んだペンキの海に錆の大陸が広がり、惑星の地表面のようになっています。
そんなテクスチャーに加えてオリジナルの改造・・・工業製品でも月日が過ぎ去り、人の手が多く入ったものは使っていた人の念というか、意識のようなものが残っているような気がしてとても興味深いです。
元の形はこうでしょうか
今回のフォードソンに戻ります
おっと!今気が付きました。謎のカバーはドラム缶です。トラム缶を切って広げ、補強のリブを叩いて潰し、丸めているんです。しかもこのカバー、ちゃんとボルト留めしていたようですね。マフラーは四角いプレートを外して付けていた感じでしょうか? 使う都度にマフラーを装着していたのでしょう。
もの凄く手間がかかっていますし、使う時も毎回若干めんどくさい。なにかこだわりがあったのだと思いますが、結果的に「手間のローンを払い続ける応急処置」になっているところが人間臭くて好きです。こういう機体、たくさん見たいですね!!
今日はこんなところです。また明日!