現在の小型機械っぽく赤かった!ヤマサ式クランク耕うん機、「撮りトラ」

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今日は以前見た私設博物館の写真の中に、ヤマサ式クランクタイプの耕うん機を見つけてしまったので、これで「撮りトラ」です。引っかかったのは「色」。オリジナルだと思われるその色は、フレームなどメインな部分は赤、ワンポイントでカバーに白を配しています。おそらくこのタイプ最後のピース58型と思われる機体は、現在の小型農業機械で見慣れた配色だったのでした。

モノクロームだったヤマサ式

僕の耕うん機のイメージをひっくり返す大きさと形・・・まずクローラタイプというのに驚かされます。きっとすごく重いので履帯じゃないと持たないのでしょう。昔は道路も舗装されていなかったでしょうから、鉄のキャタピラでも問題なかったでしょうが、圃場間の移動には時間ががかかったでしょうね・・・
以前見たヤマサ式クランク耕うん機です。僕の耕うん機のイメージをひっくり返す大きさと形・・・まずクローラタイプというのに驚かされます。きっとすごく重いので履帯じゃないと持たなかったのでしょう。昔は道路も舗装されていなかったでしょうから、鉄のキャタピラでも問題なかったと思います。しかし、圃場間の移動には時間ががかかったでしょうね・・・

そしてその色は重ねた年月を感じさせる飴色・・・オリジナルの色がどんな色だったかはうかがい知ることはできません。

資料もモノクローム

残っている資料もモノクロで、発売当時の色はわかりません。

こちらはヤマサ式P56型というように紹介されています。おそらくピースはPで、これは農業技術革新工学研究センター言うところのピース56なのでしょう。
1958(昭和33)年発行の農機具国営検査要覧に載っている写真もモノクロ。こちらはヤマサ式P56型というように紹介されています。

あっ!色

「ふ〜ん・・・ヤマサ式ね」と、何気なく昔の写真を眺めていたわけですけど、「あっ!色!」と、気がつきました。飴色だったらそのままやり過ごしていましたが、この色はオリジナルに違いないです。僕の中でヤマサ式が別の角度で立ち上がってきました。少なくとも60年は経っている機械ですけど、まるで今の機械のような配色じゃないですか!
「ふ〜ん・・・ヤマサ式ね」と、何気なく昔の写真を眺めていたわけですけど、「あっ!色!」と、気がつきました。飴色だったらそのままやり過ごしていましたが、この色はオリジナルに違いないです。僕の中でヤマサ式が別の角度で立ち上がってきました。少なくとも60年は経っている機械ですけど、まるで今の機械のような配色じゃないですか!
この機体の最大の特長はこのクランク式の耕耘部。2本が対になった爪が6セット、互い違いに土を引っ掻いて土を起こす仕組みのようです。実際に現場で測ったわけではありませんが、思い返すと幅1000mmくらいあったのではないかと思います。つまりかなり幅が広いです。この機械をコントロールするのはかなりの腕力が必要だったのではないでしょうか?
そういえば、以前見たヤマサ式も、クランク部分に赤が少し残っています。
今年撮ったら・・・同じMRTB3Mですが、値段が¥103,680 値下げされているんじゃないでしょうか?
こんな機械や・・・同じMRTB3Mですが、値段が¥103,680 値下げされているんじゃないでしょうか?
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こんな機械。マメトラ 耕耘機 HMD-V 中古機価格¥130,000
オーレック雑草刈機(ロータリーモア) オートモアー AM62B 新商品 価格¥305,640 刈幅600mm エンジン6PS 走行:前進2、後進1段 ハンドル:上下左右ワンタッチ可倒式 新ナイフカバー採用!!草の抵抗でフロントカバーが上がります!いままでよりも草刈り能力アップで雑草なんかなんのその!!果樹園雑草草刈りの定番機種!!低い枝の下でもラクに作業できます。ワンタッチバックとデフ&デフロック機能そのまま!
こーんな機械と同じ配色だったのです。「ヤマサ式」などと「式」がついている古い機械なのに・・・オーレック雑草刈機(ロータリーモア) オートモアー AM62B 新商品 価格¥305,640 刈幅600mm エンジン6PS 走行:前進2、後進1段 ハンドル:上下左右ワンタッチ可倒式 新ナイフカバー採用!!草の抵抗でフロントカバーが上がります!いままでよりも草刈り能力アップで雑草なんかなんのその!!果樹園雑草草刈りの定番機種!!低い枝の下でもラクに作業できます。ワンタッチバックとデフ&デフロック機能そのまま!

エンジンも元々載っていたものかもしれません。

「ふ〜ん・・・ヤマサ式ね」と、何気なく昔の写真を眺めていたわけですけど、「あっ!色!」と、気がつきました。飴色だったらそのままやり過ごしていましたが、この色はオリジナルに違いないです。僕の中でヤマサ式が別の角度で立ち上がってきました。少なくとも60年は経っている機械ですけど、まるで今の機械のような配色じゃないですか!
既出の写真です。エンジンは・・・
拡大してみます。ヤンマーのNT型なのは間違いなさそうです。
拡大してみます。ヤンマーのNT型なのは間違いなさそうです。
こちらはヤマサ式P56型というように紹介されています。おそらくピースはPで、これは農業技術革新工学研究センター言うところのピース56なのでしょう。
こちらも既出の1958(昭和33)年発行の農機具国営検査要覧によれば、搭載発動機はてヤンマーNT75とされています。
ネットにNT75Kの写真がありました。形は一緒ですよね?
ネットにNT75Kの写真がありました。ヤマサ式に載っているものと形は一緒ですよね?

ヤマサ式の耕うん機、当時主流のグレーや小豆色じゃなく、赤に白という画期的なカラーリングを「ヤマサ式」という古色蒼然な名で売っていた今風の画期的なマシンだったのです。

これ、ちょっと驚きました。

どんな心持ちで当時の人が使っていたのか聞いてみたいです。今日はこんなところです。また明日!

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