昔の人は力持ち。ヤマサ・クランク式&クローラ耕うん機

今日は千葉県の伊藤産業機械さんに連れて行っていただいた、私設の農機具歴史資料館で見た、見るからにヘビーなヤマサという会社のクランク式&クローラ耕うん機です。

僕の耕うん機のイメージをひっくり返す大きさと形・・・まずクローラタイプというのに驚かされます。きっとすごく重いので履帯じゃないと持たないのでしょう。昔は道路も舗装されていなかったでしょうから、鉄のキャタピラでも問題なかったでしょうが、圃場間の移動には時間ががかかったでしょうね・・・
僕の耕うん機のイメージをひっくり返す大きさと形・・・まずクローラタイプというのに驚かされます。きっとすごく重いので履帯じゃないと持たなかったのでしょう。昔は道路も舗装されていなかったでしょうから、鉄のキャタピラでも問題なかったと思います。しかし、圃場間の移動には時間ががかかったでしょうね・・・
一応キャプションがあって、ヤマサ式クランク型耕耘機 昭和26年頃 とあります。
一応キャプションがあって、ヤマサ式クランク型耕耘機 昭和26年頃 とあります。
上の写真のカマボコ状のクランクカバー部分を拡大しています。『許式サマヤ特』とあります。なんと右書きです。これは一体どういうことでしょう。かなり古い機械だということは間違いなさそうです。
上の写真のカマボコ状のクランクカバー部分を拡大しています。『許式サマヤ特』とあります。なんと右書きです。これは一体どういうことでしょう。かなり古い機械だということは間違いなさそうです。
この機体の最大の特長はこのクランク式の耕耘部。2本が対になった爪が6セット、互い違いに土を引っ掻いて土を起こす仕組みのようです。実際に現場で測ったわけではありませんが、思い返すと幅1000mmくらいあったのではないかと思います。つまりかなり幅が広いです。この機械をコントロールするのはかなりの腕力が必要だったのではないでしょうか?
この機体の最大の特長はこのクランク式の耕耘部。2本が対になった爪が6セット、互い違いに土を引っ掻いて土を起こす仕組みのようです。二本の爪は後ろに見える櫛のような篩のような回転する部品をくぐって、土を砕くようにできているみたいです。実際に現場で測ったわけではありませんが、思い返すと幅1000mmくらいあったのではないかと思います。つまりかなり幅が広いです。すごく重い機械でしょうし、動力があるとはいえ、この機械をコントロールするのはかなりの腕力が必要だったのではないでしょうか?昔の人は相当腕っ節が強かったとしか思えません。
色々な部分がチェーンでつながれています。これが動くとあちこちガチャガチャ動いて賑やかだったでしょうね。
色々な部分がチェーンでつながれています。これが働く時はあちこちガチャガチャピョコピョコ動いて賑やかだったでしょうね。
履帯部分です。
履帯部分です。
エンジンはクボタ製みたいでした。
エンジンはクボタ製みたいでした。

耕耘機、今はこのようなタイプは見ることがありません。どういう理由かわかりませんが、当時だって意欲的な機械だったのでしょうね。

ここには「スクリュー」と書かれたロゴが浮き出ています。フルカーにスクリュー・・・きっと一世を風靡したに違いない。スクリューは良かったのではないでしょうか? 何かの理由で現在は主流になっていませんけど。
そういえば以前スクリュー式の耕耘機を見ました。ロータリーに落ち着くまでは色々な方式が試されたのかもしれません。
ホーローの看板が・・・「古川式スクリュー耕耘機」 古川式→ふるかわ→フルカー だったんです!愛称ですね!
ホーローの看板・・・「古川式スクリュー耕耘機」 古川式→ふるかわ→フルカー だったんです!愛称ですね!

変わった機械を見るとテンション上がります。今日はこんなところです。また明日!

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“昔の人は力持ち。ヤマサ・クランク式&クローラ耕うん機” への2件の返信

  1. 古鉄さん いつもありがとうございます
    コストのことまでは気が付きませんでした
    コストや方式も含めて多数のメーカーからあらゆるアイディアが誕生して
    今ある方式や値段、メーカーやモデルの数に落ち着いているということなんですね

  2. おはようございます。
    これを使用するにはあまり力は要りません。
    機械式で耕耘部が上がります。当時の無限軌道式は大体機械式でコストがかなり掛かったと思います。
    同時期の車輪式は鉄車輪でキャタピラー式と大差無かったです。
    ただ無限軌道式は接地面積が大きいので旋回に時間がかかりました(実経験済みf(^_^;)

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