今日は昨日の続きでトラクター狂さんにいただいた画像で、ヤンマーコンバイン・カルテット TC1710昔のカタログシリーズです。(いつもありがとうございます!)
同時期のコンバインのカタログにはもう一社チアーなカタログがあって、結論としては1983年は農機カタログに影響を与えるほとにはチアーな時代と言えるのではないかと思います。
今日は各メーカー当時のコンバインカタログを見比べながら進めます。
同じ1983年、三菱もチアーだった
チアリーディングは1983年時点で生まれたてのほやほや
日本チアリーディング協会が設立されたのは1987年。このカタログよりもあとです。それなのに2社もコンバインのカタログに採用しているというのは何か別の要因がありそうです。
テレビの影響かも
調べてみると1980年と1981年にチアリーディングを題材にしたテレビドラマが相次いで放送されているのでした。
一つは『GOGO! チアガール(TBSテレビ、1980年)』
特に現在厚生労働副大臣の三原 じゅん子さん主演の『GOGO! チアガール』は日本のチアリーディングに与えた影響が大きいらしく、Wikipediaに書かれていたことを要約しますと・・・。
当時の女性アイドルは、チアというものを何も知らず、プロデューサーやディレクターすらも知らなかった。
そこで日本にチアリーダーを普及したいと熱い情熱の、日本で最初のチアリーダーが指導・出演を引き受け、さらには『チア』という言葉や『チアリーディング』という言葉も作り広げると、出演タレントの人気と重なり、チアガールという言葉が女の子の人気になっていった。
簡単にまとめるとこんな感じです。1980年に最初のドラマが作られ、次の年にも同じようなテーマのドラマがあり、それまで全く知られていなかったチアリーディングが、1983年の農機カタログに載るくらいの知名度にはなっていたということがわかります。
それまで全く知られていなかったわけですから、突然出てくることはあり得ず、カタログはテレビの影響と言い切っていいですよね?
そのあたりのクボタコンバイン
1983年はチアーな時代でいいとして、他社はどうでしょう。
クボタの1983年は1980年〜1983年のスカイロードRXシリーズだと思うのですが(クボタコンバイン販売50年サイトより)、ちょうどその辺りのカタログがないので、その前〜1980年NXシリーズとその後1984年〜スカイロードG1シリーズで想像してみます。
イセキは愛称で勝負
結論めいたもの
見てきた結果、ヤンマー・三菱2社のコンバインカタログには当時のテレビドラマの影響が想像でき、1983年はある程度チアーな時代だったと言えます。
しかしクボタコンバインはファッションで他社と差別化を図り、イセキは成功体験を持つ愛称で勝負を続けていた・・・そんな風に見えました。
1983年のこの勝負、どこが勝ったのか知りたいです。今日も時間がかかってしまった・・・それではまたあした!
hyoukou240mさん おはようございます
クボタはワンレバーになったのが1984年だそうですから
それまでは両手でギコギコ動かしていたわけですものね
コンバインはわかりますけど、鉄人28号はよくもまああれだけで複雑な制御できたものです
おはようございます
当時のコンバインは現在のジョイスティック型ではなく、左右のキャタピラに対して1つずつの棒が対応しているものでしたね。
たしか、前に倒すと駆動し、中立で停止、手前に引くとブレーキったと思います。
鉄人28号世代のわたしは、気分は正太郎少年で少し楽しかったのを覚えています。