1969年生まれ。ヤンマーPTC-1B、鉄キャタの自走・自脱ハーベスター

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今日はNさんが送ってくれた(いつもありがとうございます!)ヤンマー古いハーベスターの写真をネットで調べてみました。

見たことのない機械を見るとどうしても年式を調べたくなります。

人の年はそんなに気にならないのに、なぜ機械はそう思うのか考えると、「進化・進歩」というキーワードが浮かびます。機械は年式ごとに必ず「進化・進歩」していて、決して退化しないからでしょうか?

ま、退化はしないですけど、「迷走」はありますよね!

ブツはこいつ

ありますあります!こういうところ。トタン囲いで周囲にたくさんアリジゴクの巣がありそうな乾いた土の上、何十年も前に最後にここに置かれ、そのままずっと眠っている感じです。複雑なその形からハーベスターなのはなんとなくわかりますね。
ありますあります!こういうところ。トタン囲いで周囲にたくさんアリジゴクの巣がありそうな乾いた土の上、何十年も前に最後にここに置かれ、そのままずっと眠っている感じです。複雑なその形からハーベスターなのはなんとなくわかりますね。エンジンも古いディーゼルです。

なんと鉄のクローラ

何と言っても目を惹くのは鉄のキャタピラです。プレスタイプではなく、鋳物の本格的なもの。
何と言っても目を惹くのは鉄のキャタピラです。1950年代に見られるプレスタイプではなく、鋳物の本格的なもの。1950年代ということはないと思いますが、これは古そうですねぇ。
履帯部分です。
鉄クローラといえば以前ヤマサ式を紹介しましたよね? こちらはプレスタイプの履帯でした。
僕の耕うん機のイメージをひっくり返す大きさと形・・・まずクローラタイプというのに驚かされます。きっとすごく重いので履帯じゃないと持たないのでしょう。昔は道路も舗装されていなかったでしょうから、鉄のキャタピラでも問題なかったでしょうが、圃場間の移動には時間ががかかったでしょうね・・・
僕の耕うん機のイメージをひっくり返す大きさと形・・・こちらはクランク式という変わった耕運機ですけどね。
少し脱線が過ぎました。
エンジンはヤンマーのNS70Tという7馬力のエンジンです。
エンジンはヤンマーのNS70Tという7馬力のディーゼルエンジンです。
調べてみると、1969年から1983年までNS型ディーゼルエンジンが生産されていたという、ヤンマー100年史の資料PDFに記録がありました。
調べてみると、1969年から1983年までNS型ディーゼルエンジンが生産されていたという、ヤンマー100年史の資料PDFに記録がありました。

型式はPTC-1B

ヤンマーオートスレッシャーPTC-1Bという名前のようです。ヤンマーの社史である「『豊穣無限』ヤンマー農機20年のあゆみ」によれば、オートスレッシャーとは自走式・自動脱穀機のことを指している言葉のようです。
ヤンマーオートスレッシャーPTC-1Bという名前のようです。ヤンマーの社史である「『豊穣無限』ヤンマー農機20年のあゆみ」によれば、オートスレッシャーとは自走式・自動脱穀機のことを指している言葉のようです。

PTC-1型は1969年生まれ

前述のヤンマー100年史の資料PDFには1969年-1971年、スペックは
前述のヤンマー100年史の資料PDFには1969年-1971年、スペックは・・・

エンジン種類 横型水冷ディーゼル
変速段数 前進2・後進1
選別方法 揺動・唐箕・吸引併用

とあります。
実際はこういう機械だったのですね。据え置き型のハーベスターだと、おだ掛けして乾いてから脱穀するイメージですが、こちらはバインダーで刈り取って倒したものをこのPTC-1Bで追いかけながら脱穀し、その後乾燥機で乾燥・・・という流れで使用していたのでしょうか。
実際はこういう機械だったのですね。据え置き型のハーベスターだと、おだ掛けして乾いてから脱穀するイメージですが、こちらはバインダーで刈り取って倒したものをこのPTC-1Bで追いかけながら脱穀し、その後乾燥機で乾燥・・・という流れで使用していたのでしょうねぇ。

もっと古いものを見つけた!PFA-1 1968年

ネットで写真見つけたヤンマーのPF1A自走・自脱ハーベスター。ヤンマーの社史によれば、PTC-1Bより1年早い1968年-1970年となっています。ホイール自走式の方が早く世に出ていたのですね。3輪式で安定も悪そうですし、タイヤも小さく乾きの悪い田んぼでは苦労しそうです。
ネットで写真見つけたヤンマーのPF1A自走・自脱ハーベスター。ヤンマーの社史によれば、PTC-1Bより1年早い1968年-1970年となっています。ホイール自走式の方が早く世に出ていたのですね。3輪式で安定も悪そうですし、タイヤも小さく乾きの悪い田んぼでは苦労しそうです。

PTC-1Bの後継も見つけた!PK-A

PTC-1Bの後継機もネットで見つけました。

ヤンマーPK-Aです。こちらは同じような形ですがゴムクローラーになっていますエンジンはNS70CT-G?と書いてあるような気がします。
ヤンマー自走・自脱ハーベスターPK-Aです。こちらは同じような形ですがゴムクローラーになっていますエンジンはNS70CT-G?と書いてあるような気がします。

生まれは1976年

農研機構の登録は1976年。
農研機構の登録は1976年

こちらPK-C

こちらは同じようにネットで写真を見つけてきたヤンマーのPK-Cです。
こちらは同じようにネットで写真を見つけてきたヤンマー自走・自脱ハーベスターのPK-Cです。エンジンはNS60T-Gと書いてあるのでしょうか。末尾の-A、-Cはエンジンの大きさかもしれませんね。

PK-Cも生まれは1976年

PK-CもPK-Aと同じく農研機構の登録は1976年。
PK-CもPK-Aと同じく農研機構の登録は1976年

わっ!やばい。時間がなくなってしまいました。それではまたあした!

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“1969年生まれ。ヤンマーPTC-1B、鉄キャタの自走・自脱ハーベスター” への2件の返信

  1. 匿名さん コメントありがとうございます!


    こんな機械でしょうか?

    高かったでしょうから、役目を果たした後もできるだけ使いたいですよね
    きっとPF1Aも喜んでいたと思います

  2. このタイヤ式のハーベスタ昔家にありましたね
    爺さんが運搬車に改造して使ってました
    このエンジンすごく黒煙がすごく出る記憶がありましたね

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