わずかな引っかかりを求めて。今日も超小ネタ。どれがホントのチェリー?

昨今の諸事情によりネタ切れのため、わずかな引っかかりを探して超小ネタシリーズが続きます。毎日のことなのでこれが普通になりつつあるというか、これが「新しい日常」なのかもしれません。

今日の引っかかりは昨日のチェリー。それも神農工社製三輪トラクターのほうのチェリーです。

https://oba-shima.mito-city.com/2015/06/09/cherry_tractor2/
神農工社製の三輪トラクター、チェリートラクターです。(これは3台目)トラクター自体については以前の記事を見てもらうとして、今回気になったのはロゴです。これ以前見たものとかなり違います。
これが以前見た1台目もの。ウエイトにあたる部分に「CHERRY」と、トラクター名が書いてあるのですが、かなり3台目と違います。こちらはウエイト塗装後にカッティングシートかなにかで作ったものでしょうか?
これが以前見た1台目もの。ウエイトにあたる部分に「CHERRY」と、トラクター名が書いてあるのですが、かなり3台目と違います。こちらはウエイト塗装後にカッティングシートかなにかで作ったものでしょうか?
こちらは3台目。ステンシルのスプレー塗装で、色はゴールドのようです。1台目も3台目もレストア後に取付けられたもののようでどちらがオリジナルかはわかりません。(そもそもオリジナルには存在しないものである可能性すらあります)
こちらは3台目。ステンシルのスプレー塗装で、色はゴールドのようです。1台目も3台目もレストア後に取付けられたもののようでどちらがオリジナルかはわかりません。(そもそもオリジナルには存在しないものである可能性すらあります)

工業製品として生まれてきたトラクター。新車時はどのトラクターも全く同じで、1000台作られたとして、そのうち1台見れば残りの999台を見なくたってどうってことはありません。

しかし、ひとたび人の手に渡れば、2台見れば2台とも違う・・・1台目の白いロゴのほうが僕は好きですけど、2台目のステンシルのほうが古っぽくてトラクターとしてはいい感じです。

ロゴだらけでちょっとうるさい気もしますが、「せっかく切り抜いたステンシルを正面だけに使うのは惜しくて、横にも入れちゃったんだろうな」などと想像してしまいます。

これらはレストアした人か、持ち主の趣味もしくは解釈・・・人の手に渡った瞬間にこのように工業製品は別々の人生(人じゃないですね・・・)を歩み始めるというのが興味深いです。とはいえ、元々のオリジナルはどんなだったろう・・・とは気になります。

「オリジナルはどんなだろう?」といえば先月『素人が絵画を修復しようとして大失敗する事態がまたもや発生』などというニュースが流れていました。トラクターは元が工業製品で働くクルマですから、当然使用者が自分の使いやすいようにオリジナルを改良して使ってあたりまえ。しかし、後世に伝え残さなくてはならない美術・芸術作品の場合、オリジナルが想像できない状態になってしまうのが問題になってしまうのはわかります。
「オリジナルはどんなだろう?」といえば先月『素人が絵画を修復しようとして大失敗する事態がまたもや発生』などというニュースが流れていました。トラクターは元が工業製品で働くクルマですから、当然使用者が自分の使いやすいようにオリジナルを改良して使ってあたりまえ。しかし、後世に伝え残さなくてはならない美術・芸術作品の場合、オリジナルが想像できない状態になってしまうのが問題になってしまうのはわかります。
この世界?でもっとも有名なのは上の列に見えるイエスのフレスコ画ですよね?ちらっとWEB上の記事を見ると、破壊的な復元の試みとか散々なことを書かれています。うろ覚えですが、近所の絵が得意なおばちゃんが直しちゃったとか?「善意の破壊者」といったところです。これによって僕のような者にも知られ、世界的に有名になったとも言えます。もはや伝説です。
この世界?でもっとも有名なのは上の列に見えるイエスのフレスコ画ですよね?ちらっとWEB上の記事を見ると、破壊的な復元の試みとか散々なことを書かれています。うろ覚えですが、近所の絵が得意なおばちゃんが直しちゃったとか?「善意の破壊者」といったところです。これによって僕のような者にも知られ、世界的に有名になったとも言えます。もはや伝説です。
そのことを調べていたらこんな写真に突き当たりました。ハロウィーンの仮装だそうですが、おもしろいことを考えるものですね!僕はその中でも一番左のアイディアが一番いいと思います。
そのことを調べていたらこんな写真に突き当たりました。ハロウィーンの仮装だそうですが、おもしろいことを考えるものですね!僕はその中でも一番左のアイディアが一番いいと思います。
日本でもちょっと前に日光東照宮の三猿の彫刻の修復でちょっと話題になりました。僕も「ええっ?全然違うじゃん」と思ったものです。ただ、一代前とは違うけれど、どれがオリジナルか?といえばほぼ誰もわからないそうです。わかるのは修復の度に担当者が全力で後世に残そうとしたのであろう・・・ということだけ。
日本でもちょっと前に日光東照宮の三猿の彫刻の修復でちょっと話題になりました。僕も「ええっ?全然違うじゃん」と思ったものです。ただ、一代前とは違うけれど、どれがオリジナルか?といえばほぼ誰もわからないそうです。わかるのは修復の度に担当者が全力で後世に残そうとしたのであろう・・・ということだけ。

工芸品や美術品を当時のまま残すというのは、それが生まれた背景やその瞬間を後々知ることができるという意味で大変大事なことです。

こんなことを書くと美術関係者に怒られてしまいそうですが、こうなってしまった以上、歴史というかストーリーが加わったということ。それはそれで「点ではなく線や面でモノを遺す」という意味でアリじゃないかな・・・などと思ってしまいます。

おまつりやしきたりなど、ホントにこれがオリジナルだったのかな? などと考えることがあります。

でも、生まれた時から関わってきた多くの人たちの思いや考えが現在につながっているとすると、「ま、オリジナルにこだわることもないか」って・・・

忘れてください忘れてください。今日はこんなところです。また明日!

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