今日は伊藤産業機械さんのところで見た、ヤンマートラクターAF-30「撮りトラ」です。
ヤンマーのAF-30です。僕はツートンのトラクター、結構好きみたいで、この機体だけずいぶん写真を撮っています。特に塗装がヤレて艶消しになっているところがまたイイ・・・
以前見たEF330です。同じツートンで同じような顔でも、シルバーだとちょっと引っかかりが薄いです。
そこへ行くと、余分に光らないこの艶消し感が好ましく思われます。
でも、一番気に入ったのはココ。排気の汚れです。向きが逆ですけど、飛びそうじゃありませんか?
ものすごく探したのですが、イメージ通りの写真が見つかりません。WW2時代の写真であれば不鮮明だったり白黒だったりするので当然です。でも、これがかなり近い・・・A-1 スカイレーダーです。AF-30と違い、排気管を3本ずつ束ねているので汚れが大きいですね。片側3本ずつ2個所で12本ということになりますが、このWright R-3350 Duplex-Cyclone星形エンジンって18気筒らしいんです。一部集合管なんですかねえ・・・とにかく、グレーの艶消し具合といい、排気の汚れといい、過酷な状況下で黙々と働く「マシン」のイメージがすごく強いです。
『君は水洗便所に命をかけるや否や?(復興豆腐レポートその2)』の記事にも書きましたけど、これ有名な写真なんです。キッチン以外運べないものはない・・・と評されたので流し台を投下し、「もはやこの機体が搭載したことがないのはトイレくらいのものである」と言うジョークに対して「信管を取り付けた便器」を搭載し、実戦で投下したという証拠写真でした。
悲しいことに兵器ではありますけど、使われかたとしてはかなり「働くクルマ」に近い感じがします。
さて、この写真を見て気がついたのですが、同じようなツートンでもAF-30と違い、3ケタになったこの以前見たEF330、排気管の汚れがありません。
拡大してみると排気管がココに見えます。エンジンフードから出すのをヤメていたんです。
こちらは以前見た、ヤンマーエコトラAF328です。ツートンではなくなっていますが、外観はAF-30にかなり近いです。
形はそっくりですけど、やはりエンジンフードに排気管が見えません。
拡大してみると、やはり排気管は下の方に追いやられています。
どうも、僕がグッときたのはこのように次々と排気管が目立たない方へ目立たない方へ追いやられていった結果、AF-30のように排気汚れを見せる機体の方が少なく、希少価値があったからなのかもしれません。
まだまだ写真はあるのですが、時間がなくなったので今日はこれでおしまい。この続きはまた明日!
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