以前L35Rを紹介しました。その銘板にはこう書かれているんです。L35
クボタ|農用|トラクタ
車体形式 L35 車体番号 ◯◯◯
機関型式 D1900形ディーゼルエンジン
総排気量 1908cc
出力 35PS
定格回転数 2500rpm
PTO回転数 2段(585 1062rpm/エンジン2500rpm)
ほとんど一緒なのですが、車体形式や車トラクター名がL350となっているのとエンジンがD1900-Aとなっています。特にエンジンが改良型っぽいのが、これがL35ではなくL350であると考えた決め手です。
また、社史である『久保田鉄工80年の歩み』の年表に、昭和44(1967)年にトラクターL-120・L-140・L-240・L-270・L-350型(水田用)発売との記述があります。これがL350ではないとしてもL350という機種自体は存在していたことがわかります。