新聞を取らない僕のために、Dさんが新聞の紙面を撮って送ってくれました。タイトルは『かっこいいトラクター続々』

「内装 黒で統一」「フェラーリのよう」農業の魅力高める
とあります。
リード文を引用するとこうです
田畑を耕すトラクターなどの農機が、かっこよく変身している。メーカーは高級自動車を手本に、デザインやエンジン音を工夫。乗り心地にも気を配っている。実用性を重視し的他メーカーがデザインに目を向け始めたのは、農業の魅力を高めるためだ。
だそうです。

ステキなものの代表として取りあげているのだと思うのですが、フェラーリだけじゃないぞ!ポルシェだってランボルギーニだってある・・・それに、そんな風に書かれると、今までがデザイン重視じゃなかったみたいじゃないか・・・って言いたい気分です。

見よ!この美しい姿を。デザイン重視でなかったらできない造形を! しかし、「これで現在仕事をしたいか」といえば答えは微妙。楽しいだろうけど、趣味の世界になってしまう・・・乗り心地は悪そうだし、音だってうるさい・・・
少しアツくなってしまいました。
フェラーリをカッコイイデザイン代表として、「今のトラクターはカッコよくなっているよ」という記事を見て、ポルシェや他のカッコいい古いトラクターのことを持ち出して「昔のトラクターはカッコ悪かったって言うのか!」というのはフェアじゃないですね。
テレビかなにかを見ていてふと「美人はトクだなあ」と漏らした言葉に「すみませんね(怒)美人じゃなくて」と妻にキレられるような、「言ってないこと攻撃」と同じですもん。
「今のもカッコいいけど、昔のだってカッコいいし、デザインも重視してたって追加して!」と言うことにしましょう。



『デザイン』をWikipediaで調べてみると、
デザイン(英語: design)とは、審美性を根源にもつ計画的行為の全般を指すものである。意匠。設計。創意工夫。
また、オブジェクト、システム、 図画、設計図、回路、パターンなど)を構築するための計画、または作成する行為[1]など、「デザイン」はさまざまな分野で異なった意味として用いられている(#デザイン分野を参照)。
輸入概念である日本では「応用美術」「意匠設計」「造形デザイン」などと訳語される。
とあります。審美性を根源にもつ計画的行為ということですから、「カッコだけ」というのはそんなに間違ってはなさそうです。
しかし、Wikipediaの「デザイン」の項を読み進めると英語の定型というところにしっくりとする部分がありました。
デザインの定型でもう一つは誰かにユニークな期待をし達成するためのロードマップまたは戦略的アプローチであり、その目的を達成するための法的、政治的、社会的、環境的、安全上および経済上の制約の中での、仕様、計画、パラメータ、コスト、活動、プロセスである。
ややこしい文章ですが、多分、トラクターデザインだったら・・・
「若者に農業をアピールする」とか「蓄力に頼っていた農業を大変換する」などの大きな目的があり、その上で「土を深く耕す」だの「乗り心地が良い」「省燃費」「エンジンは何馬力」だのの仕様があり、そして「法規」だの「予算」だの「上司の目」などの制約があり、その範囲の中で目的を達成するため、最大限知恵を絞る活動やその過程・・・という感じ???
それならば昔からみんなデザインしてるし、ベストを尽くしてきたはずですよね・・・
この話で行けば、最近のはデザイン重視というより、文字通り「カッコ重視」。
今度記事を書く時はフェラーリだけでなく、ポルシェやランボルギーニもあって、古いものでも、今も残っているトラクターはみんなカッコいいよ!って追加してくださいね!お願いします。


本当はドローンのお話だったのですが、急遽内容を変更しました。それではまた明日!
