タイヤ、色、売り方までも独特。フィンランド生まれ、2160万円!VALTRA T234D「撮りトラ@第34回国際農業機械展in帯広」

今日はhokkaidoujinさんにお招きいただき行ってきた、第34回国際農業機械展in帯広で見た、フィンランド生まれのヴァルトラT234D「撮りトラ」2台目です。

 

気のせいかもしれませんが、ヴァルトラ、あちこちで見かけました。ある意味会場で一番多く見かけたトラクターだったのではないでしょうか?

大抵はそのメーカーのブースでしか見ることができないのに、扱っている会社が多いのか、作業機と親和性が高いのか、あるいは安いのか、広く散らばっていたのです。

 

僕が見た2台目のValtra T234Dスマートタッチです。1台目はオレンジ!でしたね。
僕が見た2台目のValtra T234Dスマートタッチです。1台目はオレンジ!でしたね。オレンジのT234Dのスペックは・・・

機種名 トラクター
メーカー/原産国 バルトラ/フィンランド
型式 T234D
仕様/規格 Max馬力:250ps ギアボックス:CVT
●スマートタッチ(GPSレディ)
●ISOバス ●フロントサス
●キャブサス(エアー)●フロントPTO
販売価格 現金価格(税込)¥21,600,000
引渡し条件 ●展示品限定価格

でした

 

2台目のT234Dですが、少し違うところがあります。それはこのタイヤ。四角くてオフロードタイヤ、もっと言うとラリータイヤのようなパターンです。これが意外に似合っていてカッコイイ!!
2台目のT234Dですが、少し違うところがあります。それはこのタイヤ。四角くてオフロードタイヤ、もっと言うとラリータイヤのようなパターンです。これが意外に似合っていてカッコイイ!!

 

リヤタイヤは650/65R42 サイドの厚みはペッタペタ。超扁平です。
リヤタイヤは650/65R42
サイドの厚みはペッタペタ。扁平です。

 

フロントタイヤは540/65R30
フロントタイヤは540/65R30

 

TRI 2 というタイヤのようです。
TRI 2 というタイヤのようです。これはマッドアンドスノー・・・M+Sタイヤです!

 

タイヤメーカーはNOKIAN と言うようです。 NOKIAN TRI 2というタイヤ銘柄。
タイヤメーカーはNOKIAN と言うようです。MADE IN FINLAND
NOKIAN TRI 2というタイヤの名前。

 

よっぽど気になったのでしょう。タイヤの写真ばかり撮っています。ラグタイヤばかり見ているので、ものすごく新鮮!!
よっぽど気になったのでしょう。タイヤの写真ばかり撮っています。ラグタイヤばかり見ているので、ものすごく新鮮!!

 

皆さんのご想像通り、あの通信機器のノキアと関係があるようです。Wikipediaによると、 ノキアンタイヤは1932年創業の、フィンランドの ノキアに本社を置く自動車、トラック、バス、および大型機器のタイヤメーカーで、特に場所柄、冬タイヤに定評があるようです。 1865年にパルプ工場が操業を開始、自動車タイヤの製造が1932年に始まると、1967年に両社が合併して、みんなの知っているノキア社になりました。しかし1988年にそのノキア社が移動通信事業に全面的に注力し始めたことから、タイヤ部門が分割され、ノキアンタイヤとなったようです。
皆さんのご想像通り、あの通信機器のノキアと関係があるようです。Wikipediaによると、

ノキアンタイヤは1932年創業の、フィンランドの ノキアに本社を置く自動車、トラック、バス、および大型機器のタイヤメーカーで、特に場所柄、冬タイヤに定評があるのだそうです。
1865年にパルプ工場が操業を開始、自動車タイヤの製造が1932年に始まると、1967年に両社が合併して、みんなの知っているノキア社になりました。しかし1988年にそのノキア社が移動通信事業に全面的に注力し始めたことから、タイヤ部門が分割され、ノキアンタイヤとなったのですって!

 

↑ノキアという都市があるなんて、ずっと知りませんでした。

 

ValtraのWEBページを見ていて、雪のシーンがたくさん出てくることに気がついていたのですが、あちらでは林業で使うことも想定されているせいか、冬でもずいぶんトラクターが活躍するようですね。
ValtraのWEBページを見ていて、雪のシーンがたくさん出てくることに気がついていたのですが、あちらでは林業で使うことも想定されているせいか、冬でもずいぶんトラクターが活躍するようですね。

 

WEBページによれば、なんと!! NokianタイヤとValtraは自動運転のトラクターで除雪の世界記録を樹立しました。 速度記録は、Nokian Hakkapeliitta TRIタイヤを装備した無人のValtra T254 Versuトラクターを使用し、2018年3月に記録されました。オペレーター無しのトラクターは、南フィンランドの閉鎖道路で73.171 km / h(45.466 mph)で雪を飛ばしました。 とあります。まさに僕の見たノキアンTRIを使っての記録なんですね! いわゆる冬タイヤのように細かいサイプが切ってあるようには見えませんでしたが、トラクターならあのタイヤで行けるんですねえ・・・
WEBページによれば、なんと!!

NokianタイヤとValtraは自動運転のトラクターで除雪の世界記録を樹立しました。 速度記録は、Nokian Hakkapeliitta TRIタイヤを装備した無人のValtra T254 Versuトラクターを使用し、2018年3月に記録されました。オペレーター無しのトラクターは、南フィンランドの閉鎖道路で73.171 km / h(45.466 mph)で雪を吹き飛ばしました。

とあります。まさに僕の見たノキアンTRIを使っての記録なんですね! いわゆる冬タイヤのように細かいサイプが切ってあるようには見えませんでしたが、トラクターならあのタイヤで行けるんですねえ・・・世界記録、自動運転でのトラクターを使った速度記録なのか、単純にオーバーオールの除雪スピード世界記録なのか気になるところです。

 

今日は時間がなくなってしまいました。続きます。また明日!

 

 

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“タイヤ、色、売り方までも独特。フィンランド生まれ、2160万円!VALTRA T234D「撮りトラ@第34回国際農業機械展in帯広」” への4件の返信

  1. H2さん こんにちは
    Valtraは北海道限定で競争が激しいのですね
    大きなトラクターはたくさん売れるものでもないでしょうし大変です

  2. Valtraは北海道で中沢機械店が扱い、北海道を含む全国で中西商事も扱っているので、
    北海道では競争が激しいのかもしれないですね。
    北海道外で見る機会はどこであるのか知りたいところです。
    中西商事はいろんなものを扱っているので、北海道外ではトラクターはそれほど気合入ってないかもですが、
    林業用でデモをやったみたいな記事は見掛けるので、機会を見つけて実物を見たいですね。

  3. 山葵さん こんにちは
    ノキア激安ですか・・・一時は隆盛を極めたのに寂しいです

    昆虫みたいにその足の裏には細かい毛をたくさん生やして・・・と、究極のトラクターも考えると面白いですね!
    先日行ったスガノ農機では、そうやって練り上げた層を作ってしまうと、作物は根が張れなくて収量が落ちるようなことを言っていました
    その層を破壊したり、作土層を深くするためにプラウを使うのだと教わりました(すぐに効果が出るものではないらしいですが)
    鋤を作る行程もなかなか興味深いものでしたが、「ダメ」と言われたので写真を載せることができなくて残念です
    TRUMPFのベンダーやレーザーカッターはなかなかの目の保養でした
    何を作るとかはないですけど、持っていたら楽しいだろうなあ・・・欲しいなあ

  4. もう四半世紀前の話ですが、近所のディスカウントストアで激安携帯電話「ノキア」ってのが
    売っていました。フィンランドの都市名と関係あるのか無いのかわかりませんが
    個人的にノキアから連想するワードは携帯電話です。

    博覧会感謝価格なのかどうかはさておき、ちょっとお安い価格設定ですね!
    だいたい10馬力100万円としてみるとけっこう頑張っています。

    大きなトラクターって、見た感じのインパクトで、すげー!!!!って思います。
    思うんですけど、土の上をタイヤのような動体で練り上げるように走行すると
    局地的な液状化現象が起きて水の浸透や蒸発が妨げられます。
    この現象は思いのほか重大で、長期間をかけて表土と深層土の間に越えられない境界線を
    形成するようです。諸説、理論などありますが、結構深刻らしいです。

    究極のトラクターは、4足か6足歩行の馬や昆虫に倣った姿形で農作業するようになるのかと
    思われます。

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