水戸は台風の影響か、けっこうな雨が降っています。
今日はhokkaidoujinさんの案内で行った中古車屋さんで見た、マッセイファーガソンMF185「撮りトラ」です。
フロントローダーの付いたMF185です。MF185を見るのは2台目だと思います。tractordata.comによると、MF185は Perkins A4.248 4気筒4.1Lディーゼル75馬力。製造は1971年〜1979年となっており、先日のシバウラSD1803と同年代! 考えてみればシバウラのSDは赤と銀の取り合わせの四角いデザイン。外観だけをとってみれば設計の古いこのMFシリーズの進化形になっていると考えられなくもないですね!もうひとつ気がついたのは、マフラーが小さく低いこと。ちゃんと用を足すのでしょうか・・・
以前見たマッセイファーガソンMF185。シルバーと赤の取り合わせ。
MF185の生産が終わる年に生まれたSD1803。農研機構の登録ではシバウラSD1803は1979年。こうやって見るとMFの流れを汲んでいると強弁しても半分の人は頷いてくれそうです。もう40年近く前のものなんですね!コンパクトな濃縮ボディと端正な顔で古さを感じさせません。
ちょうどフロントローダーとボディの間にマフラーが入っています。こすらないで上がるのだろうか・・・
マフラーは短い上にボディ中央に寄せられていてジャマになっていません。きっとローダーを上げてもぶつからないように短くしたに違いありません。
けっこう古いトラクターの中にはマフラーをやっつけちゃったものを見かけます。僕はローダー作業でやっちゃったのだと考えているのですが・・・

下に出しちゃう人もいますけど・・・
トラクター自体はただの動力で、目的の作業をするためには作業機を取付けなくてはなりません。その際の不都合は各自解決・・・ですものね。中には「こんなもんなのかな」と、ガマンする人もいるでしょうし・・・
それからその人となりが現れるのは装飾です。フロントローダーにはDUNLOPのステッカー。前後のタイヤはブリヂストンですから、ステッカーチューンですね。モータースポーツファンなのでしょうか?
安全フレームは切り取られてしまっています。ホームセンターで売っている手すりを使って自作されたグリップ。マフラーがカットされているところからも、全高を抑えたい・・・という意図が感じられます。ハウスに入るとか、きっと運転していて頭をすくめるくらいの全高に納めたかったのでしょう。
それともう一つ、GULFレーシングのバッジが貼ってあります。間違いなくモータースポーツファンですね!
拡大してみます。ガルフポルシェ!
「栄光のルマン」でしょうか? 現在もポルシェのスポンサーをすることもあるみたいですから、いつのものかはわかりません。持ち主さんは自分の条件に合わせてMFをチューニングするそこそこの自作派で、モータースポーツファンということはわかりました。乗っているのはマッセイファーガソンですが、できることならポルシェトラクターに乗りたかったに違いありません。ま、勝手な想像ですが・・・
きょうはこんなところで・・・台風が近づいていますので、今日は無理をしないように!
それではまた明日!
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