投稿日: 2018年9月5日 投稿者: nora超古いかと思ったら、そうでもなかった。ヤンマー歩行型田植機AP200+その他@ダイナミックフェア2018今日はMさんに連れて行ってもらったダイナミックフェア2018(JAグループ茨城の第44回農機・生産資材大展示会+同時開催の中古農機展示即売会)で見た、中古田植機、特にヤンマーの歩行型AP200が古そうだったので、これをおもに取りあげています。 ヤンマーの歩行型田植機AP200(2条植)です。あちこち飛び出していず、ギュッと詰まったコンパクトな形。一番先に目についたのは、ヘッドライトがついているところ。歩行型で夜間作業(とはいっても、このライトでは大したことはできないでしょうが・・・)することもあったのですね。 値札には、ヤンマー 歩行田植機 AP200 中古価格¥60,000部品供給一部不可とあります。農研機構の登録では1992年(26年前ですか・・・)歩行型2条 1.9PS マット苗 クランク式植付機構 条間30cmとあります。エンジン部分には、OHV YANMAR GA90 フィンガースタートと書いてあります。最近はやりの軽い力でエンジンが掛かるスターターがついている・・・というわけですね。「結構新しいもの」というのがここからもわかります。 ヤンマーの田植機で一番古い(ほぼ)のはこのYP2、伊吹で1973年発売・・・(詳しくは「出遅れたので感性に訴える。1974年ヤンマー田植機(マット苗歩行式)“伊吹”「昔のカタログ」」の記事をどうぞ)農業近代化の歩みを世界へ 「農機事業」というヤンマーのpdfでは、1967 年 5 月にいち早くひも苗式の田植機(動力苗まき機)TP21 を発売したにもかかわらず、市場をマット苗式に席巻された苦い記憶として記されている田植機部門。同PDFには『1972(昭和 47)年 2 月にヤンマー農機、ダイキン工業、神崎高級工機の3社技術陣で新たなプロジェクトチームを結成して散播・マット式田植機の開発に取り組み、同年末には AP2 を、翌 1973 年8月には YP2 を発表した。』と書かれています。また、ヤンマー100年史「資料・年表」にも同じく『田植機「伊吹」YP2、YP4を発表』とありますので、誕生日は間違いなさそうです。そして1974年。他社に出遅れた分、感性に訴えることにしたのでしょうか。カタログはおねえさん少なめ、風景が多めになっています。 1978年、ヤンマー田植機の広告。ヤンマーの田植機の愛称は発表から5年後には「伊吹」から「いちばん苗」に変わっています。型番も伊吹の後継を匂わせるYP200(農研機構の登録は1977年)。もしかしたら間にYP20とかをはさんでいたかもしれませんね。伊吹のカタログが匿名おねえさんイメージキャラクター(しかも風景が多めなので露出少なめ)だったのに比べ、当時の有名人浅茅陽子を起用しています。このあたり機械が他社に追いついたので、広告手法も他社に倣ったのかもしれません。 そして1992年のAP200というわけです。 たくさん写真とっているんですみません・・・せっかくなので見てください。 エンジンは横置き。正面からは結構迫力があります。やはり四角く小さなライトが目を引きます。 スポット的な用途なのでしょうか・・・暗い中、田植えをするのに目標が見えないとまっすぐ植えられないですものね。あ!この小さなランプは今仙電機製でした。 エンジンはヤンマーガソリンエンジンGA90SR連続定格出力 1.9PS/1600rpm最大出力 3PS総排気量 0.088ℓ AP200については以上でした。続いて他の中古田植機です。 イセキ田植機PG5DU中古価格 ¥200,000 ヤンマー田植機Pe4AR中古価格 ¥178,000備考 別途苗取板、取扱説明書あり クボタ田植機NSU65中古価格 ¥1,500,000備考 別途苗取板あり クボタ田植機SPU850中古価格 ¥630,000使用時間 438時間 今日はここまでです。また明日! 上の記事とゆるく関連しているほかの記事:オレンジ色、怖目LEDになって新登場。クボタ田植機NAVIWEL NW8S@ダイナミックフェア2018ラインナップに残るのかっ?新しいカラー。ヤンマーGK16 Limited Edition「撮りトラ@ダイナミックフェア2018」ヤンマーの田植機 ダイナミックフェア2013怖目LEDで新発売のT.Japan TJV985はDEUTZエンジン!!「撮りトラ@ダイナミックフェア2018」中古作業機いろいろその1@ダイナミックフェア2018イセキも怖目LEDで追従です。7月発売のT.Japan TJV985「撮りトラ@ダイナミックフェア2018」