書くことはいっぱいあるのに、調べ物が多そうでヘビーなものが後回しになり、上澄み的に調べ物が少なそうなものからやってしまうので、下に沈んで行く材料が日に日に溜まっています。
というわけで今日は、調べ物の少ないチーム、hokkaidoujinさんの案内で行った中古屋さんで見た三菱トラクターD3200「撮りトラ」です。
農研機構の登録では1977年となっている、三菱トラクターD3200です。1977年の登録はD3200とD3200FDの2種類があり、多分ですがFDは僕の解釈ではフロントドライブ、つまり四駆です。この機体は2駆なのでD3200だと思っています。オリジナルの塗装だと思われ、他の部分も程度が良さそうです。
トラクターは正面部分にラジエターがあるので、だいたいヘッドライトの廻りがグリル状になっているものが多いです。他のメーカーが金属の網や、金属製のグリルにするところを、三菱は白いプラスチックで作ってしまっています。白いお面は三菱のとってもユニークな特長。お面を外すとどんな顔になるのだろう・・・
D3200 ステッカーを貼る場所が仰々しく押し出されています。これもなかなかユニーク。
このころ安全基準が変わったのでしょうか? 回転部分にカバーが付いています。
ちょっと「いいな」と思ったのは、前後、それから側面に窓が付き、3方から視認できるように考えられたウインカー・・・スタンレー製です。
前方のウインカーもステーが共色なのを見ると、多分オリジナル。こちらもスタンレー製です。
おもりは三菱純正。オリジナルで共色の青なのでしょうか?小さな鎖で脱落防止されています。
インパネはきわめてシンプル。
作業機はニプロのSX1500。クイックヒッチが付いていて使いやすそう! ここでシートもしっかりしているなあ・・・と、思ったら・・・
なななんと!シートバックにISEKIと書いてあります。青つながりでイセキのシートが付いているんです!
それから、これが有効なのかどうかわかりませんが、マフラーにバックミラーがガムテープで貼付けられています。そういえばこの機体にはこれ以外にバックミラーが付いていません。いや、さらによく見るとガムテープでミラーが取付けられているのではなく、ちゃんとステーでマフラーに取付けられています。後の作業機の様子を見るためのものでしょうか・・・ガムテープは中古屋さんんほうで水が入らないように塞いだのでしょう。なんだかそんな風に考えると、ロータリーに掛かっている緑のスリングも何か意味があるように思えてきてしまいます。
ちょっとした工夫だけど、とてもスマート・・・持ち主さんの人柄が現れるような1台です。あ!フェンダーの裏には工具入れが付いているんですね!
後から取付けたものもオリジナルのようにしっかり付いていて、テキトーなところが全くありません。ウインカーやマフラーなどはぶつけず、曲げず。きっとエンジンも調子良いのでしょうね!
今日はここまでです。、また明日!
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