なんとシバウラのフルクローラ!シバウラK-20「昔のカタログ」

今日も「昔のカタログシリーズ」、トラクター狂さんが全国のシバウラファンのために、S30DのカタログS−1500のカタログに続き秘蔵のカタログ、1970年(昭和45年)の『シバウラ《農用》トラクタ 総合カタログ』です。

 

シバウラK-20。このカタログで一番驚いたのは、シバウラがフルクローラーのトラクターを作っていたということです。
シバウラK-20。このカタログで一番驚いたのは、シバウラがフルクローラーのトラクターを作っていたということです。

 

K-20 クローラ37PS

■特長■

  1. 小型で強けん引力を有するうえ、汎用性を考慮し、作業機を後部だけでなく前部にも装着できるよう重心位置を決めてありますので、農業用のみならず土木用その他にも運用が可能です。
  2. 傾斜地、狭隘な田畑での作業に便利なよう、できる限り小型。低重心とし、また旋回性能に重点を置き、小半径のその場旋回ができるようになっています。
  3. 油圧三点装置になっていますから、作業機の操作はきわめて軽快、確実にできます。
  4. 湿田など悪条件の土壌状態でも十分仕様が可能なよう、接地圧が低く、地上間隔は大きく、防塵、防水にも特別な考慮が払ってあります。
  5. 農作業、土木作業など各種の作業に適応する速度が得られるようになっています。
  6. 構造、材料などに工夫をこらし、耐久力を大きく維持費を少なく、価格も比較的低廉となっています。
  7. 小型ですが大型と同様、左右にトラックフレームの上下装置が装備してあります。

 

今は「圃場を傷めない」ということでハーフクローラーが全盛で、フルクローラーのトラクターはあまり見かけません。

 

でもきっと昔は「圃場を傷めない」というよりは、深い田んぼや軟弱地盤での農作業に今よりこのフルクローラータイプに需要があったのかもしれません。

 

自分のフルクローラ写真を探してみました

 

ヤンマーのCT-80です。クローラが外されてお腹が下についちゃた状態で悲しい感じです。いつ頃のものなのかな・・・と調べてみました。
ヤンマーのCT-80です。クローラが外されてお腹が下についちゃた状態で悲しい感じです。

 

第54回中古機械展示即売会で見たヤンマーCT226(CT226UQKS7M) お値段は¥2,350,000 安いのか高いのか全くわかりません。プライスタグに書いてあったままです。
“第54回中古機械展示即売会で見たヤンマーCT226(CT226UQKS7M) お値段は¥2,350,000

 

ヤンマーアグリカ AC-18。何となく流して撮ってしまったので、写真少ないです。でも、あとから写真を見直ししていてビックリ! メチャメチャカッコいいじゃん! 形もそのコンセプトもユニーク!! 
ヤンマーアグリカ AC-18。何となく流して撮ってしまったので、写真少ないです。でも、あとから写真を見直ししていてビックリ! メチャメチャカッコいいじゃん! 形もそのコンセプトもユニーク!!

 

キャタピラー社のチャレンジャートラクター。ツルッとしたデザインの黄色い姿で、僕の持っているトラクターの姿とはちょっと違います。建設機械みたいなその姿もあってあまり引っかかりがなかったのですが、調べてみるとなかなかユニークなトラクターでした。
キャタピラー社のチャレンジャー45トラクター。ツルッとしたデザインの黄色い姿で、僕の持っているトラクターの姿とはちょっと違います。

 

ダイナミックフェア2011で見た、三菱トラクタ ゴムクローラ GCRシリーズ GCR1350
ダイナミックフェア2011で見た、三菱トラクタ ゴムクローラ GCRシリーズ GCR1350

 

BTD-6 International Crawler
土の館で見たインターナショナルBTD6型。機種名:キャタピラトラクタ
形式・仕様:BTD6型 40馬力
製造社・国:インターナショナルハーベスター社 米国
導入年度:1951(昭和26)年ころ
使用経過:広島町下田産業(株)で使用後保存中のもので、前後の経過は不明。
当時、農協が耕土改良に各地で、これらのタイプを多く使っていた。
牽引式のプラウとディスクハローが主作業で、農家の受託で貢献した。

 

 

う〜ん・・・迫力があります。
ずっと追い続けたコマツ均土機G40もフルクローラーといえばフルクローラー

 

K-20用のツースハローが紹介されています。釘が付いたトンボみたいなものですよね?
K-20用のツースハローが紹介されています。釘が付いたトンボみたいなものですよね?

 

ツースハローとは美原農機具生活用具歴史館で見た鬼ハローみたいなものでしょうか・・・

 

①鬼ハロー砕土機 一頭引き用 大正10年頃 ②スクレッパ 馬で水田の高低ならし 昭和25年頃
①鬼ハロー砕土機 一頭引き用 大正10年頃 ②スクレッパ 馬で水田の高低ならし 昭和25年頃

 

名前がいいです。鬼ハローとは「鬼のように砕く」という今風の意味ではなく、「鬼の角」のような爪が付いているところから来ているんでしょうねえ・・・

 

 

①除草機 1畦用 昭和10年頃 ②藁ホルダー 稲結束用 昭和20年頃 ③藤箕(ふじみ) 米・豆等を集めて袋・叺(かます)などに入れる道具 大正2年頃 ④倍土器 馬鈴薯の土よせ 昭和10年頃 ⑤プラオ・一式 畑お耕し(馬用)昭和2年頃 ⑥畑の砕土ハロー 一頭引き 昭和40年頃まで使用 ⑦砕土ハロー 馬で引く 大正4年〜昭和40年頃まで使用 ⑧筵(むしろ)説明文読めず 昭和30年頃まで ⑨米選機(ピアノ線式)昭和20年頃 フカザワ式米選機と書いてあります ⑩大豆小豆集め機 昭和60年頃まで
①除草機 1畦用 昭和10年頃 ②藁ホルダー 稲結束用 昭和20年頃 ③藤箕(ふじみ) 米・豆等を集めて袋・叺(かます)などに入れる道具 大正2年頃 ④倍土器 馬鈴薯の土よせ 昭和10年頃 ⑤プラオ・一式 畑お耕し(馬用)昭和2年頃 ⑥畑の砕土ハロー 一頭引き 昭和40年頃まで使用 ⑦砕土ハロー 馬で引く 大正4年〜昭和40年頃まで使用 ⑧筵(むしろ)説明文読めず 昭和30年頃まで ⑨米選機(ピアノ線式)昭和20年頃 フカザワ式米選機と書いてあります ⑩大豆小豆集め機 昭和60年頃まで

 

ここでもSRTのロータリーが出てきます。ここだけ白黒。カラー写真の彩度を落としたような、この昔っぽい感じはなんでしょう。
ここでもSRTのロータリーが出てきます。ここだけ白黒。カラー写真の彩度を落としたような、この昔っぽい感じはなんでしょう。

 

写真を探したりして時間がなくなってきちゃいました。スペック表です。画像が小さく、読むのにはそおう等な想像力がいります。興味のある方は想像力を働かせて読んでみてください。
写真を探したりして時間がなくなってきちゃいました。スペック表です。画像が小さく、読むのには相当な想像力がいります。興味のある方は想像力を働かせて読んでみてください。

 

今日はこれでおしまい。また明日!

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“なんとシバウラのフルクローラ!シバウラK-20「昔のカタログ」” への4件の返信

  1. H2さん おはようございます

    GCR1380はブログではまだ出てないみたいです

    GCR1350はありました

    2011年の記事ですね

    それとGCR1000

    こちらはヤンマーCT651UHですね

    ありゃりゃ!上の2台ほぼ一緒ですね!

  2. 三菱のGCR1380はまだブログに登場してませんでしたっけ?
    見たような気もするんですが、型番で検索にかかりません。

    ちょいと農研機能のサイトで調べ物して気づいたんですが、
    どうやらヤンマーとヰセキにもOEMするみたいですね。
    いつ出るのかはわかりませんが。普通に考えたら今年出るはず。
    http://www.naro.affrc.go.jp/org/brain/iam/Ankanhtml/1/42109.html
    しかし
    希望小売価格:1500 (千円)
    なら是非欲しいところです(^^;

  3. やすひろさん こんにちは

    総会も終わり、少し余裕が出てきました
    蓮田でクローラタイプですか・・・
    面積当りの加重が少ないですから使われるのはわかるとして
    それ以前は一体どのようにしていたのか気になります
    普通のトラクターでも仕事はできたのでしょうか・・・
    映像などを見ていると、腰まで泥に浸かっていたりしますけど・・・

  4. こんにちは。
    旧出島村に住んでますが、そういえば最近蓮田でクローラータイプのトラクター使ってるかたが増えたような気がします。蓮田は米田より深いからこれが都合いいんでしょう。

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