今日は「昔のカタログシリーズ」。千葉県の伊藤産業機械さんにお借りした乗用車感覚の2人乗りトラクター、日の本JF1のカタログです。
実車のほうは『二人乗りトラクタはジョイフルファッション!!日の本トラクタJF1型・・・スガノ農機「土の館」』や『ジョイフルファッションその2 日の本トラクタJF1型・・・撮りトラ』、『ジョイフルファッション最後 日の本トラクタJF1型・・・撮りトラ』で確認してくださいね!
JFはジョイフルファッション!!
衝撃のカタログ表紙をお見せしましょう!
流行というのは盛り上がって廃れて行くという流れですから、その年代に地層のように積み重なっているはず。これをヒントにどんな背景からこのトラクターが生まれたのか想像することができるかもしれません。
日の本JF1は農研機構の登録によれば1984年、今から33年ほど前のことです。ただし、これではどんな感じだったのかはわかりませんものね。
まずは表紙の男の人、どんなファッションなんだろう・・・
調べてみると男性の場合はDCファッションなどがキーワードになっていて、女性はボディコン(ボディコンシャス:体の線を強調した女性の服)と言ったキーワードが引っかかります。ちょっとそのイメージを検索していたら一番ぴったりだったのが「安全地帯」!
なんだかバブルな匂いがします。バブル景気が1986年(昭和61年)12月から1991年(平成3年)2月までと言われていますから、その先駆けというか、傾向はもう始まっていたんでしょうね。
当時のクルマだとどんな感じ?
日の本JF1は乗用車感覚をねらったそうですけど、当時のクルマだとどんな感じなんでしょうか?
クルマはなんだかいろいろなチャレンジが見られますね。これから花開いていく感じです。(先がなく、消えていくものもありますけど)
他には
そんな背景だったんだ・・・
駆け足で見てきましたけど、こんなバブルが膨らんできそうな、そんな背景の中で日の本JF1は生まれたんです。シティにしても、マイティボーイにしても、今となってはなかなかチャレンジしにくい一歩間違うと「ムダ」と言われそうな遊び心があります。
そんな中でもっともぶっ飛んだチャレンジがこのJF1じゃないでしょうか? もし、もうバブルが始まっていたとしたら土地を持つ農家の人たちは、財テクに走り、ベンツやクラウンに乗ろうかという勢いでしょうし、農作業をこのようなトラクターでしようと考えたでしょうか?
売れたのかなあ・・・売れなかったのかなあ・・・すごく気になります。
今日は表紙で終わっちゃいました。この続きはまた明日!