今日は北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』でando、hokkaidoujinさんと見た、マコーミック・インターナショナル・ファーモール・カブ「撮りトラ」です。
輸入トラクタ第1号
1951年(昭和26)ファモールカブトラクタ・・・9.75馬力
インターナショナルハーベスタ社製・アメリカ
価格:120万円 作業機(プラウ・デスクハロー・モア付き)
日本で初めてタイヤホイールトラクタを個人の農家で導入の一号機。当時は住宅一軒が6〜70万円で建った時代、奈井江町の北修二牧場が機械化営農へのスタートを切った。この年道内に4台導入されている。のちに札幌市伊藤二郎所蔵のものを、2001年、土の館で完全復元した。
ファモールカブトラクタ
1951年(昭和26) インターナショナルハーベスタ社製(アメリカ)
CUB型 9.75馬力 ガソリンエンジン1951年(昭和26)奈井江町 北修二導入 価格は80万円 当時農家一年の販売だかが6〜70万円のころ、機械化の先鞭をつける決断的導入だったという。
モーアで牧草刈りなどに威力を発揮した。50年を過ぎた今も部品が供給されている。
同型は以後8年間に道内で108台導入されている。
のちに伊藤が入手自家保存していた。FARMALL CUB TRACTOR
year: 1951(Showa 26) Manufacturer: International Harvester
Model: CUB Output: 9.5ps Fuel: GasolineIn 1951(Showa 26) Mr, Shuuji Kita from Naraie-cho purchased this tractor for 800,000 Yen. Duaring this period the average yearly income for a famly of farmers was between 6-700,000 Yen. His desire to be on the cutting edge of the modernization of farmming led him to make the purchase. Eventually it came into the hands of Mr, Itoh. This model was well known for its ability to cut wild grasses in the moors.
Even after 50 years, replacement parts are still available for order.
During the 8 years of production of this model, 108 were purchased in Hokkaido.
以前、輸入第一号じゃないほうのファーモール・カブのシートに注目したときはよくわからなかった(詳しくは『トラクターのシートに注目!シンプルでかわいい形ファーモール・カブ「撮り虎@土の館」』のリンクを参照)、部分が解決しました。
こちらは輸入第一号じゃないほうのファーモール・カブ
こちらは輸入トラクター第一号のファーモール・カブ
昨日のお手製モンローマチックではないですけど、農家の「なかったら作る」着想力と実行力は今のボクらの想像をはるかに超えています。
なんだかメーカーから「ラクラク装備」や「快適機能」を押し付けられて(ちょっと過激ですかね・・・「提供されて」と言い換えておきますか)問題解決能力や想像力を失ってきているような気がします。
そのうちただただ何も考えずにハンドルをクルクル回すだけのオペレーターになってしまうかもしれません。で、最後にAIに置き換えられちゃったりして!!!
今だって家が買えるような値段のトラクター売っていますからまったくその通りですよね!
いつの時代もトラクターは高いもんですね