今日は、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、マッセイファーガソントラクター、MF65(多分マーク2・・・ディーゼル42馬力)「撮りトラ」です。
グリルのメッシュは銀色のペンキで詰まっちゃってます。まあ、脇もスカスカですからたいして問題ではないですね。グリルはいつのころからか建て付けがおかしくなったのでしょう。上からフラットバーでおさえる方式に変更されています。
オデコのパッチのモールは失われて共色に塗られています。なんだか持ち主の独特のこだわりが伝わってくるようです。
たとえば、どんなに忙しくても、グリルが「キラッ」と光っていないと気持悪くて、夜遅く帰ってきて疲れていてもペンキを塗り塗りしているような・・・
機種名:マッセィファガソントラクタ
形式・仕様:65 50.5馬力
製造社・国:マッセィファガソン社 イギリス
導入年度:1961(昭和36)年
使用経過:上富良野町、林光男と林柱一が共同で購入。その後、昭和55年に井村が入手し、平成3年まで使用していたもの。
普段の手入れが行き届いているため、32年間使用していた現状のまま展示。
ただ、一番下にMF-765って書いてあるんですよね・・・tractordata.comでは、65は見つかったけど765は見つからないんだよなあ・・・関係ない番号なのかな。
インターナショナルB414のほうに紛れちゃった写真をこっちに戻します
以前紹介したインターナショナルB414とこのMF65はタンデムに置いてあったので、取り違えてコンフューズしてしまっていたものをこっちに戻します。
まずはウインカーから。b-414のウインカーだと思ったものはみんなMF65のものでした。
というわけで、当然「最近の機械ではシリンダーが上、プランジャが下になっているのに・・・」とお話のあった後ろまわりはMF65のものです。
あまりお勧めしない「シリンダーが下、プランジャが上」システム。もしかしたら何かの後付けで場所的制約のためにそうなっているかもしれないと思い、少し調べてみました。
おまけ
オマケでちょっとズレちゃいましたけど、こういう働くうちにオリジナルと少し離れてきた機体って、使っている人の「人となり」がわかるような感じがしてすごくおもしろいです。