今日はスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、ドイツはシュトゥットガルト生まれ、ホルダートラクタ、B-10型です。

ネットで見つかるホルダーは、このホルダーとまったく一緒なのかどうかはわかりませんがドイツのメッツィンゲンに設立され、第二次大戦後に比較的規模の小さいブドウ農園用の小さなトラクターに特化して発展し、現在もそのニッチな市場を得意としているようです。
中折れ式のユニークなホルダーはこちらをご覧ください。『生き残るんだったら特長を磨け! ホルダートラクタ・・・「撮りトラ」』








機種名:ホルダーディゼルトラクタ
形式・仕様:B10型 10馬力
製造社・国:ホルダー社 ドイツ
導入年度:1954(昭和29)年
使用経過:昭和29年ヤマト種苗農具㈱が国内の総販売元として、33年までに30台を道内で販売した。
浦和町荻伏、中村吉兵工が66万円で購入。主に牧草の収穫作業に使用していた。平成8年、ご好意により展示。
どうもその30台の内訳というか、販売先の名簿が載っているような気がします。そんな人がいるかどうかわかりませんが、「日本におけるホルダートラクタの普及」なんていう研究をしている人がいたらものすごく喜びそうな資料。






KNECHTはMAN Ackerdiesel AS440AやJHON DEERE LANZ M500にも使われていましたね。


細かく見るとそうでもないのかもしれませんが、やっぱり中折れ式のトラクターに比べるとこちらは圧倒的に普通です。その普通じゃないほうの中折れ式と小さな地方のブドウ園向けという奇襲作戦で生き残ったホルダートラクタ。何だか色々教訓を含んでいる感じですね。
木田さん おはようございます
シンプルな名前を付けると、いろんなところで名前がかぶってしまいますね。
Bー10トラクタといえば クボタのブルトラが即 頭に浮かびますが それ以外にBー10トラクタが有ったとは世界博ですね。(笑)