今日は、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、フォードソン社のDEXTA、キャプションによればT4型、「撮りトラ」です。
大きな曲線のエンジンフードで、いかにもトラクターらしい形。よく考えたらほとんどエンジンが丸見えなんですよね。ラジエター全部を覆って、エンジンに屋根を掛けただけで、必要のないことはしていない感じです。
少し脱線したので戻ります
エンジンはフォード-パーキンス F3.144 3気筒2.4Lディーゼル 32馬力/2000rpm
このSimmSの燃料ポンプは『巡航戦車の血を引く、37馬力のナフィールドユニバーサル3・・・「撮りトラ」』で見た、ナフィールドユニバーサルにも付いていました。それから、クレイスコンバインのフォードエンジンの燃料ポンプもSimmSでした。
機種名:デキスタートラクタ
形式・仕様:T4型 32馬力
製造社・国:フォードソン社 アメリカ
導入年度:1958年(昭和33)年
使用経過:最初の購入者は不明。清水町柴田自工が途中で入手保存中のものを平成2年伊藤二郎が購入。
作業性能に優れていて使いやすいトラクタとして評判が良かった。昭和35年以降に各地で導入が増えていったという。
50年どころか、もう60年近く前のトラクターです。でも、この形は古さをあまり感じさせません。きっと、「どうしてこうなっているか」時が経ってもわかるような形は古くさくならないのでしょう。
あまり飾り立ててないですし、ものすごく何かが主張していることもありません。これに巨大なフィンを付けてみたり、砲弾型のランプをつけてみたりすると、途端に古くさくなるのでしょう。(僕は結構好きですけど)
バトラーズ、デヴィッドブラウン1212にも付いていました。
小さいので視認性という面からするとドイツのメーカーのものには劣ると思いますが、なんとなく儚い感じがいいですよね。
こうやって見てくると、英国製の部品ばかりです。キャプションに「製造国はアメリカ」とあるのですが、車両自体も英国製と考えたほうが合理的に思えます。
あれーーー? ACはアメリカの会社だしなあ・・・英国製ならここにSmithが来そうなものだけど・・・
堀内さん おはようございます
八紘学園というところに資料館があるのですね
WEBで調べてみると趣のあるサイロばかり出てきますが
農機具も展示しているのでしょうか?
詳しい方とご一緒して是非見に行ってみたいです
初めまして、八紘学園の堀内と言います。よく調べていますね。今度、八紘学園の資料館を見に来ていろいろと教えて下さい。宜しくお願いします。
山葵さん こんばんは
Allis Chalmersってケンキも作っていたんですね!
トラクターしか知りませんでした
https://oba-shima.mito-city.com/2010/11/17/allischalmers/
https://oba-shima.mito-city.com/2013/01/27/katy-8/
確かに略するとACです!
こんなのも!
ブルドーザ!
コーヒー園のポルシェみたい!
>メーターはAC、アルバート・チャンピオン(Albert Champion)
ACといえば、トラクターだけにアリスチャルマーズが頭に浮かびました。
アリスチャルマーズのトラクターって、日本では見かけないですね。べーラー等の酪農機器が少数。
大型のホイルローダーが砕石工場で使われていましたが、とにかく巨大だった記憶があります
家の近くに大正時代に製造された1000馬力のアリスチャルマーズ蒸気機関発電機が公園のオブジェに
なっています。ビート資料館 蒸気機関 などで検索するとヒットします。これも巨大。