今日は、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、デビットブラウントラクター 2Dツールキャリア「撮り虎」です。
飛行機では先尾翼機(エンテ型?)みたいな、後ろが前のメカメカしい形のユニークな形を持ったトラクターです。
中央農業総合研究センターは農研機構の研究所なんですね・・・ここでトラクターも集めていたんだ! 図書室もあるのか、もしかしたらコアな本も置いてあるかもしれないな。
角丸四角形の大まかなライン。グリルは大きな格子で分割するのはこの時代のイギリストラクターの流行だったのでしょうか・・・デキスタなんかもそうですよね。
エンジンは空冷2気筒1300cc直噴ディーゼル14.1馬力/1800rpm、ちゃんとセルモーターもついていたみたいです。
機種名:デビットブラウン
形式・仕様:2D 14馬力
製造社・国:デビットブラウン社 イギリス
導入年度:1962(昭和37)年使用経過:4サイクル空冷ディーゼルエンジン。1956(昭和31)〜1961(昭和36)年の6年間製造され、日本に3台導入され、北海道1台、本州には2台納入された。
作業機の昇降は2本のエアシリンダで行い、プラウ、カルチベータ、播種機を中央に取付けて作業した。
中央農業総合研究センター所蔵
土の館にあるトラクターは、土の館のものではなくて、はあちこち家内保存をしているトラクターを所属はそのままに展示する場なのでしょうか・・・
作業機の昇降はエアシリンダで行うということは、普通のトラクターが油圧で行っていることを空圧で行っている・・・という理解で良いのでしょうか・・・
それと、キャプションの左後ろに種まき「ごんべい」みたいなものが写っています。これ、播種機仕様だったんですね!
山葵さん おはようございます
エアシリンダー、豆鉄砲みたいに「ポン」と押し切ってしまわないと作動しないものなんですね
油圧シリンダーみたいに、わりと微妙なところで停めたりすることができないと・・・
確かにそんな感じがします
そして、それをワイヤーで補おうとするのもリーズナブルですね・・・なるほどー
見る人が見るといろいろなことがわかるものなんですね・・・感心します
トラクターの椅子、今まできれいな形だな、とは思っていましたが
そんなに注目していませんでした
これからはしっかり「撮り尻」してみたいと思います
これは興味深い・・・そしてきっとおもしろいはず!
木田さん おはようございます
みのる田植機、探して見てみました
カッコいいし、ユニークな形ですね!
岡山の愛読者さんが「田植機はみのるかそれ以外」というだけあって
さすがの形をしています(もちろん、性能もなのでしょうけど)
それに確かに2Dに似ています
滑車とワイヤーで作業機ヒッチを上下させているみたいですね?スマートなジオメトリーを
研究したのかな?確かにスッキリしていますね。しかし、エアシリンダーとは・・・
エアシリンダーは基本的にストロークエンド一杯の位置で使うものですから、その逃げをワイヤーで
賄おうとしたのでしょうか?たまにストローク中間で保持するように制御を組んだ装置を修理
することがありますが、エアバルブが故障したりシリンダーの気密が漏れたり絞り弁が故障したり
とてもやっかいです。そして凝固水とその凍結。手入れと定期的な部品交換を怠ると悲惨です。
それでもエア駆動は調子のいいときは軽快でクリーンでスマートで低コストです。
ランツのオールドッグツールキャリアやフェントのツールキャリアの仲間ですね。
これはどちらかというとファーモールのように畝間作業を積極的に行う機種のようです。
トラクターの椅子、世界中どこに行っても同じような椅子ですね。最新のプランターの椅子も
ほとんど同じスタイルです。100年経っても人間のお尻はそれほど進化しないので当然ですが。
意外とフィットするんです、この椅子。空気穴のデザインは古い物ほど凝っていて美しい。
超小型のモーターグレーダーみたいで楽しい乗り物ですね。
みのる田植機みたいだ。