今日も昨日の続きで「撮りトラ」。スガノ農機「土の館」で見た、STIHL製2ストディーゼルを積んだイセキトラクター、TC-10その2です。
STIHL製のエンジンを調べていたら、もちろんチェンソーのエンジンに行き当たるわけで、antique chainsawsとかvintage chainsawsって予測変換が出るくらいファンの多いアイテムみたいですねえ・・・
確かに見た目も美しいし、コレクションしたくなる気持がわかります。
今はドリルなんかもプラスチックカバーのものばかりですけど、アンティークのチェンソーが一定の人気を持っているのなら、アンティークドリル(昔のは金属製ですものね)なんてのも一定の人気があってコレクターもいたりするんだろうなあ・・・
調べてみると、『知らないメーカーを見つけるとワクワクする・・・コマツインター484「撮りトラ」』のときにウインカーに見つけた「市光工業株式会社」のブランドだったようです。
中央にあるマークは「市光工業株式会社」の「市」の字をあしらったもののようですね!
ほとんどの日本のトラクターはヘッドライトとフェンダーの上についているような作業灯、そしてこのバックランプのような灯火類のメーカーが別のものです。
ヘッドライトと作業灯って同じメーカーじゃダメなんでしょうか・・・
ヘッドライトは特別で、枠があって指定のメーカーを使わなくてはならないが、作業灯は自由に選んでいい・・・などという取り決めなどがあってこのようなことになっていたりして・・・などと妄想が膨らんでしまいます。
イセキTC-10はこれでおしまいです。
山葵さん こんにちは
山葵さん!昔のトラクターマスターですね! すごいです
「ブン回すとマフラーが真っ赤に焼けて火の粉を吹き上げます」
なんてリアルでワクワクする表現でしょう
音もうるさいらしいですし、外見から受ける印象より荒々しいエンジンだったんですね
発動機のシャチさん こんにちは
そうだったんですね
赤くてSと書いてあるとどうしてもSTOPのイメージがあるので
キルスイッチかなーなどと思っていました
愛読者さん おはようございます
「考えるな、感じろ!」ですか
本当は感じて音で回転数を決めるのが一番いいのでしょうが
人から教わる時は「2000回転で」と言われれば感じもせず考えもせずそのようにしていました
回転数がわからないと教えるほうも
「この音のあたりで」感覚を教えなくてはならないですね
昔は教えるのも習うのも大変だったってことか・・・
Sを引っ張れば予熱、押してセルでしたね。予熱栓を抜いてオイルを注して始動していました。
クランク棒を押し込むと圧縮が抜けて、ブンブン回して引き抜くとあっさり始動します。
シリンダヘッドに排気バルブが付いています。運転席からデコンプができたかな?
どんなときに使うのか解らなかったのですが、吸気シャッターが付いています。
ブン回すとマフラーが真っ赤に焼けて火の粉を吹き上げます
ドーナッツ状の排気ガスがかわいいトラクターです
リアヒッチはコイルスプリングを利用した人力バージョンもありますね
ベルトプーリーが4速でなかなか贅沢なトラクターでした
左旋回は左足ブレーキでちょっとめんどくさいです。
連結ブレーキにするときは専用のピンが必要で、これがなくしやすい・・・
白いスイッチは電源です。
これをONにして上にある、Sと書いてあるスイッチを
押すとセルモータが回ります。
TB-17や日の本MBなども同じです。
トラクターに限りませんが、使っていて「気持ちいい」とか「ダメっぽい」回転速度は分かりますから、回転速度計を付けなかったのは、「考えるな、感じろ!」っていう設計者からのメッセージなんでしょうね(笑)