小松ノルマーグNG22「撮りトラ」

今日も昨日の続きで、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、小松ノルマーグNG22「撮り虎」です。

ノルマーグ社は1934年に創業して当初は2スト単気筒焼き玉エンジンを搭載した、ランツブルフドッグのようなトラクターを作っていたそうです。
ノルマーグ社は1934年に創業して当初は2スト単気筒焼き玉エンジンを搭載した、ランツブルフドッグのようなトラクターを作っていたそうです。
1938年には22馬力のディーゼルエンジンを搭載したNG22というのが作られたそうですけど、これもNG22ですよねえ・・・
1938年には22馬力のディーゼルエンジンを搭載したNG22というのが作られたそうですけど、これもNG22ですよねえ・・・
ウィキペディアによればNG22はこんなものらしいです。トラクターというよりはクルマみたいですね! 窓ガラスも付いてるし・・・板バネ二階建てのフロントサスペンションはこのころから?
ウィキペディアによればNG22はこんなものらしいです。トラクターというよりはクルマみたいですね! 窓ガラスも付いてるし・・・板バネ二階建てのフロントサスペンションはこのころから?

第二次大戦中は燃料不足ということもあって、なんと木炭トラクターを作っていたそうです。

ちゃんと左右のミラーやライトも付いています。ハンドル細くてかっこいいなあ・・・
ちゃんと左右のミラーやライトも付いています。ハンドル細くてかっこいいなあ・・・

いいわー
いいわー

メーターはVDO

ひとつだけぽつんと付いているメーター。
ひとつだけぽつんと付いているメーター。
拡大してみるとVDOです。
拡大してみるとVDOです。

JHON DEERE LANZ M500のときに見つけた、VDOメーター

これは1999年あたりのロゴだそうですが、VDO。今はシーメンスVDOになっているみたいです。
これは1999年あたりのロゴだそうですが、VDO。今はシーメンスVDOになっているみたいです。

ヘッドライトはHELLA

こういう補機類の程度がすごくいいんです。
こういう補機類の程度がすごくいいんです。
さらに寄ってみる。
さらに寄ってみる。
拡大してみるとHELLA
拡大してみるとHELLA

エアフィルターはMANN

これはエアフィルターだと思うのですが、メーカー名がMANNと書いてあります。MANじゃなくてMANNです。
これはエアフィルターだと思うのですが、メーカー名がMANNと書いてあります。MANじゃなくてMANNです。
MANN OLD LOGO
拡大するとこんなロゴが付いています。

調べてみると、同じ名前を持つ会社が今もあります。しかも1950年代には既にフィルターを生産していたので、この会社のことかなあ・・・

小松ノルマーグNG22に付いているフィルターのロゴに比べるとなんだかあっさりしてますけど、現代は視認性も大事だし、これもしかたがないのかな。
小松ノルマーグNG22に付いているフィルターのロゴに比べるとなんだかあっさりしてますけど、現代は視認性も大事だし、これもしかたがないのかな。
現在は黄色と緑で勝負! みたいです。
現在は黄色と緑で勝負! みたいです。

THAT’S 方向指示器!ステキなウインカーです

APOLLO MADE IN JAPAN これ、ウインカーなんですよね? 実際はどう動くのか見たことはないのですが、この尖った先が起き上がって右を指すのだと思います。まさに方向指示! ウインカーは点滅するだけなので直接の「指示感」はないですけど、これはまさに指し示すのでしょうねぇ・・・
APOLLO MADE IN JAPAN これ、ウインカーなんですよね? 実際はどう動くのか見たことはないのですが、この尖った先が起き上がって右を指すのだと思います。まさに方向指示! ウインカーは点滅するだけなので直接の「指示感」はないですけど、これはまさに指し示すのでしょうねぇ・・・
APOLLO MADE IN JAPAN
ところで、ここに12Vと書いてあるのですが、モーターで動くのでしょうか・・・12Vだとすれば思ったより電気的にしっかりしている車両なんですね。

トラクターテール

トラクターの後ろのことはよくわからないのですが、作業機を持上げる部分は今まで見たことのあるトラクターの中では華奢な部類に入ると思います。こんなので負荷のかかった作業機を持上げられるのだろうか・・・
トラクターの後ろのことはよくわからないのですが、作業機を持上げる部分は今まで見たことのあるトラクターの中では華奢な部類に入ると思います。こんなので負荷のかかった作業機を持上げられるのだろうか・・・
メーカー不詳のトラクターテール。欲しいなあ。
メーカー不詳のトラクターテール。欲しいなあ。
ナンバーの上にあるのはなんでしょう・・・ナンバー灯にしては不思議な形だし、油圧の取り出し口って感じでもないし・・・もしかしたらトレーラーかなにかを引っぱる時のブレーキ灯やウインカーを点灯させるコネクタ??? このオーナーはミラーもちゃんとしているし、ウインカーもライトもすべてしっかりしているので、よっぽどきちんとした厳格な人物だったと思われます。
ナンバーの上にあるのはなんでしょう・・・ナンバー灯にしては不思議な形だし、油圧の取り出し口って感じでもないし・・・もしかしたらトレーラーかなにかを引っぱる時のブレーキ灯やウインカーを点灯させるコネクタ??? このオーナーはミラーもちゃんとしているし、ウインカーもライトもすべてしっかりしているので、よっぽどきちんとした厳格な人物だったと思われます。

その他

魅力的な一台です。
魅力的な一台です。
なぜかNORMAとしかかいてありません。Gがどこかへ行っちゃっています。
なぜかNORMAとしかかいてありません。Gがどこかへ行っちゃっています。
こちらはフロントアクスルでしょうか・・・ちゃんとNORMAGと書いてあります。
こちらはフロントアクスルでしょうか・・・ちゃんとNORMAGと書いてあります。
これもフロント周りだと思います。操舵のリンクか何かかな? 土の館はきちきちにトラクターが詰まっているので、どうしても部品を拡大するような「ブツ撮り」になってしまって、後から何を撮ったのかわからなくなってしまいます。
これもフロント周りだと思います。操舵のリンクか何かかな? 土の館はきちきちにトラクターが詰まっているので、どうしても部品を拡大するような「ブツ撮り」になってしまって、後から何を撮ったのかわからなくなってしまいます。
クランクシャフトへのオイルラインをオイル交換ごとに掃除しろ的なことが書いてあるような気がしますが、そんな大変なことを実際しなくちゃいけなかったのでしょうか・・・
クランクシャフトへのオイルラインをオイル交換ごとに掃除しろ的なことが書いてあるような気がしますが、そんな大変なことを実際しなくちゃいけなかったのでしょうか・・・
エンジンタイプ BM24b1 年式 1956年 22馬力/1500rpm
エンジンタイプ BM24b1 年式 1956年 22馬力/1500rpm
・・・
・・・

写真も色々ありました

ウィキペディアに写真がたくさんありました。

妙に気になる一台。
妙に気になる一台。
1953年、NG16です。これはかなり小松ノルマーグNG22に似てますねえ。
1953年、NG16です。これはかなり小松ノルマーグNG22に似てますねえ。
これはトラクターより乗っている人が気になってしかたがないです。
これはトラクターより乗っている人が気になってしかたがないです。
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“小松ノルマーグNG22「撮りトラ」” への4件の返信

  1. shiroemodonさん おはようございます

    僕、「ひとんちの納屋探険」というのもやってみたいんですよ!
    古い納屋の作りそのものにも興味ありますし
    そこに収納されているナゾなものにも興味があるし・・・
    今度是非!!

  2. こんばんは

    >それ見たかったです!!!

    是非、noraさんのご都合が良い時にいらして下さい!

    当家の蔵の2階は、もう何十年も時が止まった空間ですから、展示品は少ないですが小さな博物館状態です
    ただ、私も1度だけ祖父に連れられて&悪戯をして親に蔵へ1時間ほど閉じ込められた際に立ち入ったぐらいで、謎の空間だったりしますw

  3. shiroemodonさん おはようございます

    当家の蔵の2階には祖父がどのような意図で保管したのか分かりませんが、木炭自動車の木炭ガス発生機が鎮座しております

    それ見たかったです!!!

  4. >第二次大戦中は燃料不足ということもあって、なんと木炭トラクター

    木炭自動車ならぬ、木炭トラクターですか!?
    木炭ガスはトルクが小さいと言われてますから、どの程度の実用性があったのか興味あります
    また、ガス発生機をどのように搭載したのか、それも興味がわきます

    トラクターと関係ありませんが、当家の蔵の2階には祖父がどのような意図で保管したのか分かりませんが、木炭自動車の木炭ガス発生機が鎮座しております
    その発生機に取り付けてあった初期燃焼を促すブロアは、もち米を蒸かす際に使用する簡易かまどの薪を燃やす為に現在も使用しています

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