50歳のCLAEYS M80コンバイン始動!

今日は以前おじゃましたFORD6610JD2250のAさんご自慢の古いコンバインです。

CLAEYS(クレイス?クレイズ?)のM80(このM80というのも実機で確かめたのではなく傍証で)というどちらが前かよくわからない機械です。

1964年導入のCLAEYS M80。現役で蕎麦の収穫をしているそうです。この始動がユニーク!

↑1分ちょっとの映像。雨で外へ出せなかったので、狭い中でわざわざ始動してもらいました。

まさに工夫好き、機械好き農家!

スターターが壊れていたのを貰った汎用エンジンに置き換えたそうです。ちょっと複雑なエンジン始動法になっていますが、一人で始動できるよう色々と工夫されています。

CLAEYS M80 Combaine 1964年導入のクレイス (と読むのでしょうか) M80コンバインだと思います。現役で蕎麦の収穫をしているそうです。この始動がユニーク!
この汎用エンジンの燃料タンクも素敵です。塗料とかオイルなどが入るフタが「カキン」というブリキ缶。始動のためのエンジンですからそんなにガソリン要らないでものね!
ユンカース・ユモ004ジェットエンジン。こんな風に小さな始動用エンジンが付いています。
ユンカース・ユモ004ジェットエンジン。こんな風に小さな始動用エンジンが付いています。
こんなエンジンです。巨大なものを人力で動かす感じがたまりません。
こんなエンジンです。巨大なものを人力で動かす感じがたまりません。

スターターモーターでエンジンを始動するのはスターターもエンジンと一体化してますし、「エンジンが勝手に動く」感じです。

しかし、こうやって目に見えて動力を伝えて始動する(もちろんモーターとやっていることは同じなんですが)のは「やった!かかった!」という感動があります。

あらためて小さなスターターモーターもスゴいなあ・・・と思います。

CLAEYS ZEDELGEM

CLAEYS ZEDELGEM クレイスだかクレイズだかわかりませんが、ここではクレイスに統一しちゃいます。この下の文字は? ドイツっぽい名前・・・「ツェデルゲン?」「ゼデルヘム?」なんだろ?
CLAEYS ZEDELGEM クレイスだかクレイズだかわかりませんが、ここではクレイスに統一しちゃいます。この下の文字は? ドイツっぽい名前・・・「ツェデルゲン?」「ゼデルヘム?」なんだろ?

ベルギーにあった!

さっそくグーグル探偵団で探してみます。

大きな工場をベルギーのゼデルヘムに見つけました。

ニューホランドの工場ですが、おなじみの青いトラクターはなく、みんな黄色の機械です。

あれぇ?・・・と思ったら・・・

ウィキペディアのCNHグローバルの項

1910年
ワルクフイゼン・レオン・クレイスがベルギーで収穫機の生産を開始。

1952年
クレイスが自走式コンバインの生産を開始。

1964年
スペリー・ニューホランドが、当時ヨーロッパ最大のコンバインメーカーとなったクレイスを買収。

とありました。1964年にはもうニューホランドだったんですね。そして、ここで作っているものはみんな黄色いのかもしれません。

現在のM80に戻る

見えているのはクレイスM80のお尻らしいです。
見えているのはクレイスM80のお尻らしいです。
全体が把握し辛いと思うので図面を探してきました。このような構造のようです。
全体が把握し辛いと思うので図面を探してきました。このような構造のようです。
CLAEYS M80 Combaine 1964年導入のクレイス (と読むのでしょうか) M80コンバインだと思います。現役で蕎麦の収穫をしているそうです。この始動がユニーク!
はじめ見た時は何かと思いました。ものすごく大きいし、黄色いので建設機械みたいだし・・・しかし、ベルトでタイヤを動かし、脱穀機も回す・・・何から何までベルト駆動の昔のコンバインなのでした。

続きます。

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