トラクター 水平機構の謎とき

中古あぜぬり機のテストの時に、中古トラクターが傾いても、引っぱっているアタッチメントは水平を保ってることに気がつきました。

優秀な水平トリム機構

↑ 動画(55秒)画面クリックでも再生します。

このとき大きいほう(年が)のMさんが、水平モンローがあるからね・・・と言っていたのは、もしかしたらショックアブソーバーのメーカーのモンローのことを言っていたのかもしれません。水平の調整は、1本の油圧シリンダーで行っていたのです。

このトラクターのアタッチメントに付いている、水平のトリム機構について、小さいほう(年が)のMさんに聞いてきました。

油圧シリンダーのことから昔のアタッチメントの話に・・・

↑ 動画(1分23秒)画面クリックでも再生します。なかなか興味深いアナログな話、ぜひ見てみてください。

このトラクターのアタッチメントを付けるブラケットは、3点リンクと言うそうです。なぜ3点かといえば真ん中でフリーにつり下げて、左右で水平の調整をするからみたいなのです。そして片側だけに油圧シリンダーが付いていて、このシリンダーが伸びたり縮んだりして、水平を取っていたのです。

しかし、その機構も昔はなかった。でも、当然それでみんな作業をしていて、今と同じように平らに代掻きをしたり、平らに耕したりしていたのです。(もちろん今より時間はかかったのでしょうが・・・)

そのやりかたがやっぱりおもしろい。頭を使えば何でもできるという感じです。逆に言えば便利な機構は頭を弱らせますね・・・きっと。

2011/5/18/AM8:25追記 Mさんから電話あり。水平モンローはもともとクボタの「モンローマチック」から来ていて、Mさん考えるにはショックアブソーバーのモンローではなく、マリリンモンローのモンローではないか・・・と言っています。「マリリンモンローみたく腰を振るからだねえか?」と大まじめにいうのです。

考えてみれば、農機のわかりやすい名前・・・例えばWELSTARという名前、「田植え界のスター」ということで「植える(WEL)」スター・・・なんて言う話も、こういう歴史/伝統があるからかもしれませんね。

また、ヤンマーの水平トリム機構はUFOと言うそうですが、これもMさんによれば、「これもUFOみたくフラフラしてるからだねえか?」だそうです。

他のメーカーは忘れちゃったそうですので、思い出したらまた教えて!と、言っておきました。

2011/5/18/PM5:54追記 Mさん、JAの農機センターまで行って、わざわざ所長に聞いてきてくれました。イセキの場合は、「レーザーマチック」といったそうですが、なんだか大きな声では叫んでいないそうです。

ここからは自分の想像なのですが、オフロードバイクでも、日本ではヤマハ?でしたかツインショックからモノショック(1本サスペンション)になったとき、「MONOCROSS」と売り出して、その次がホンダの「PROLINK」もうあとのカワサキやスズキなんかは名前も忘れちゃってます。

同じように「レーザーマチック」も後発のシステムで印象が薄いのかなあ・・・なんてね・・・間違ってたらえらい失礼なのであらかじめ謝っておきます。すぐに修正しますので教えてください。

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“トラクター 水平機構の謎とき” への2件の返信

  1. manboさん おはようございます

    ありがとうございます
    どうもそのようですね
    ネットを検索しても、近所の人に聞いても「マリリン」となっています

    ただ、モンローマチックとモンローショックの直接関係ではないですが
    この後クボタのトラクターとモンローショックとの関係を発見しちゃいました
    国産初の乗用トラクタ、クボタT-15にモンローの油圧装置が採用されているんです

    『見つけたっ!!モンローとモンローマチックの関係!・・・クボタトラクター T-15・・・「撮り虎」』

    もちろんマリリンさんからきたモンローマチックなのでしょうけど
    ショックのほうのモンローともつながりがあったんだなあ・・・と思ってちょっとおもしろかったです

  2. モンローマッチックのモンローは
    マリリンから取ったのです。
    モンローまちっくが生まれたS60年くらいに
    付いたもの、
    モンローショックとはなんら関係ありません

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