ノアザミの花を見つけました。5〜60センチぐらい伸びた背丈のてっぺんに、ピンポン球くらいのピンクの花がすごく目立ちます。いっぱいに開いたようすを近くで見ると、まるでピンクのウニみたいです。
3月の地震で気を失ったようになって、ずいぶんと近目になっていたのでしょう。今年はなんだか草の勢いも違うように思えます。天を突くように競って伸びて、カラフルなイノチの花火である花を、ぼんぼん打ち上げている感じ。
自分の家の庭(と言えるのかどうかわかりませんが)も、あっという間にジャングルになってます。これは全くの誇張なく・・・
ウィキペディアでアザミを調べると、「春のアザミは大体これと考えてよい」とあるので、ノアザミの花としておきます。
また、同じくアザミの項によれば
アザミ(薊)は、キク科アザミ属 (Cirsium) 及びそれに類する植物の総称。標準和名を単にアザミとする種はない。スコットランドの国花。
葉は深い切れ込みがあるものが多い。また葉や総苞にトゲが多く、さわるととても痛いものが多い。頭状花序は管状花のみで作られていて、多くのキクのように周囲に花びら状の舌状花がならばない。花からは雄蘂や雌蘂が棒状に突き出し、これも針山のような景色となる。花色は赤紫色や紫色をしている。種子には長い冠毛がある。
若いときには根出葉があり、次第に背が高くなり、茎葉を持つが、最後まで根出葉の残る種もある。草原や乾燥地、海岸などに出るが、森林内にはあまり出現しない。別名刺草。名前の由来は、アザム〈傷つける、驚きあきれる意〉がもとで、花を折ろうとするととげに刺されて驚くからという説がある。
ですって。アザミっていうのは総称で、いちいちナントカアザミとナントカが前に付くチームなのでした。
食べられる種類もあるらしい
さらに人間との関係・食材という項を見ていくと、
青森県津軽地方や青森市、東北町を中心とする東北地方や長野県の一部では、春先にアザミの若芽がスーパーマーケットに並び、食用として売られ、主に味噌汁の具として使われる。新芽や根は、てんぷらなどにして山菜として食べられる。「山ごぼう」や「菊ごぼう」などといわれることもあり、味噌漬けなどの加工品として山間部の観光地・温泉地などで販売される「山ごぼう」は多くの場合、栽培されたモリアザミの根である。
とあります。よく高速のサービスエリアとかで売っている山ごぼうの漬け物(不思議な香りで結構好きです)って、ごぼうじゃなくてモリアザミの根だったんだ!
この花は最終的にタンポポみたいな綿毛になるそうなので、それも見てみたいと思います。