投稿日: 2019年10月30日 投稿者: noraS30Aの後継でしょうねぇ・・・シバウラホイールトラクタS30D「撮りトラ」今日は北海道の中古車屋さんで見た、シバウラホイールトラクタS30D「撮りトラ」です。存在するのは知っていましたが、見るのは初めてです。 シバウラS30Dです。1972年あたりの生まれじゃないか・・・と思っているのですが、正確な資料はありません。エンジン型 式 シバウラLE903機 種 水冷立形4サイクルディーゼル出 力 37ps (2600rpm)総排気量 2,003cc始動方式 セルスターター冷却方式 水冷式燃料消費量 190g/psh燃料タンク容量 27L車体型 式 四輪形ホイールトラクタ変速段数 前進8段 後進2段タイヤ前輪 5.50-16 4PLYタイヤ後輪 11.2/10-28 4PLY主クラッチ 乾式単板足動式操向ブレーキ 内拡式軸 距 1,705mm輪 距 前輪1,490〜1,220mm 後輪1,515〜1,215mm最低地上高 370mm動力取出軸 835rpm(H) 602rpm(L)牽引装置 油圧3点ヒッチ旋回半径 2,400mm全 長 2,620mm(三点ヒッチ含む2,890mm)全 巾 1,505〜1,805mm全 高 1,425mm(マフラー含む1,830mm)重 量 1,280kg 以前カタログを紹介しましたよね! S30Dの先輩と思われるS30Aとカタログ比較なんかもしました。上がS-30A下がS30Dです。目の位置が「ドン」と下になってしまいました。エンジンが違うのでオイルバスフィルターやマフラー形状が違います。それからウインカー類・・・S30Dはかなりカッコよくなっています。下回りはほとんど同じに見えますね・・・ ただ、なかなか年式までは正確に特定できません。1970年〜1976年までの間はなかなか資料がないのに、その間すごくトラクターが生まれた感じなんです。 貴重な情報源銘板を見てみます。 1970年もしくはそれ以前の「シバウラトラクタ」ではなく、新しめの「シバウラホイールトラクタ」表記。しかし、プレート自体は真鍮エッチングの古いタイプです。 Tさんに以前提供いただいたS-30Aの銘版写真です。同じ仕様です。 しかし、1976年以降はシルバー(アルミ製?)の簡易なものになっています。もしかしたら上位機種?だけ手をかけた真鍮製だったのかもしれませんけど・・・ もう50年近く経っているということになりますが、昔のステッカーは長持ちしますねぇ・・・ S30Dはカタログによると強力で始動性、耐久性抜群の水冷ディーゼルエンジンが搭載されています。前進8段、後進2段のミッションは、あらゆる作業に適応できます。エンジン直結の油圧ポンプはクラッチと無関係に作動するので至便です。操作弁レバーは自動戻り装置により自由な位置で中立にできます。機械式ポジションコントロールは耕うん、整地代かきに威力を発揮します。軽量にもかかわらずプラウ作業では当社独特のプルトロール装置により強大なけん引力を発揮します。完全密閉のブレーキはさらに強力になり、その場旋回が容易です。フットアクセルが標準装備になり、トレーラー作業にもってこいです。車輪幅は前後輪とも大巾に調節できるので、管理作業に最適です。軽量なSRT-6Aロータリ及SRT-6Kロータリは軽量強馬力のトラクタとマッチして40-50馬力級の仕事をします。 どうもこの日は暗くなってしまい、ブレ気味でピントの甘い写真ばかりになってしまっています。ライトガードが特徴的なS30Dの顔。 この機体で一番好きなのはフェンダーの上に乗っている、ウインカーを納めたケース。かわいらしくラウンドされていて、どこにも鋭角なところがありません。手がかかっている感じがします。これ、ただ板を曲げたものでも怒らないと思うんですよ。でも、これにした・・・そこがいいです。 拡大してみたりして・・・あ!これプレスで絞っているんですね。かわいいなあ。 実際、S15Dのほうはまさに「これでいいじゃん」的になっているわけですから・・・やはり上位機種的な差別化を図りたかったのでしょうか・・・ 今日は具体的なことが何一つわからずに終ってしまいました。また明日! 上の記事とゆるく関連しているほかの記事:かわいい顔してババンバン♬1977年SD4000AD-0「撮りトラ」シバウラトラクターS100「撮りトラ」モデル名はF25・・・シバウラ製FORD1000「撮りトラ」ちょっと独特な形、シバウラS-17・・・「撮りトラ@土の館」これが気になる!!シバウラS-30A「撮りトラ」年式不明。シバウラS-30A「撮りトラ」共有:FacebookTwitterPinterestLinkedInメールアドレスいいね:いいね 読み込み中…