クボタの耕うん機KME181、KME201、KME231、K500・・・「昔のカタログ」

今日は「昔のカタログ」シリーズ、クボタの耕うん機KME181、KME201、KME231、そしてK500です。

Aさんに借りたカタログで、いつ頃のものかはわかりません。ご存知の方がいらしたら教えてください。よろしくお願いします。

灯油エンジン、ハイオク灯油エンジン、そしてディーゼルエンジンと、昔は発動機の種類が豊富で選択肢がたくさんあったんですね。

軽い耕うん機でも250キロオーバー K500

クボタ耕うん機 KMEシリーズ 車両の写真というか、写真を大幅に修正したものだと思いますが、原画を見てみたいです。前足のスタンド、バネが付いているんですね! 自転車のスタンドみたいに跳ね上げられるものだったのでしょうか?
クボタ耕うん機 K500 操作はテーラーなみの「軽い耕うん機」

左右独立した手元の調節レバーで、車輪間隔距離の調整は作業中でも停止中でも、油圧で思いのまま。非常にスムーズにできます。あぜぎわ耕うん、うね立て、うね崩しに特に威力を発揮します。

●油圧ポンプ内には安全弁が付いています。最大または最小の車輪間隔になった場合、また車輪に過負荷がかかった場合などにも、油圧装置をいためることがありません。

●車輪内装式の前車軸ですから、最低地上高が30センチもあり、高いうねもきれいにまたがります。

●30ミリと45ミリの増幅爪を採用してい増しから標準耕うん幅より90ミリ広い耕うん幅がえられます。

●サイドドライブですが、ロータリーの取外しが簡単にできます。プラウやトレーラーのセットに便利です。

●積め軸回転は、前進速度に関係なく任意の回転がえられます。荒起こし、しろかきなどに能率よい作業ができます。

●搭載エンジンはクボタディーゼルER100、ER90、クボタエンジンEH100、EK100という最強クラス。極めて強力な作業ができます。

クボタディーゼルER100が10PS/1800rpm、ER90が9PS/2000rpm、ハイオクタン灯油エンジンEH120が12PS/2000rpm、灯油エンジンEK100が13PS/2000rpmだそうです。

重さは300キロから340キロって・・・相当の腕っぷしがないと操作できなかったのではないでしょうか?

ハイパワーで300キロ越えの重量級KME

クボタ耕うん機 K500 操作はテーラーなみの「軽い耕うん機」
クボタ耕うん機 KMEシリーズ 車両の写真というか、写真を大幅に修正したものだと思いますが、原画を見てみたいです。前足のスタンド、バネが付いているんですね! 自転車のスタンドみたいに跳ね上げられるものだったのでしょうか?

手軽場手元操作で快調に作業が進む軽量タイプの耕うん機。機体の重心は低く、広幅ゴムタイヤを装備していますから、強湿田や傾斜地での作業もバランスよく、ご婦人でもあらゆる作業が能率的に行えます。

●ハイオクタン灯油エンジンEH55とディーゼルのER50、お望みのエンジンが搭載できます。どちらも強出力ながら驚くほど軽量です。

●各変速で使用できる駆動トレーラ用動力取出し軸が付いています。

●クボタ独自のスイングセンターがついており、残耕ゼロの綺麗な耕うんができます。

●付属のマジックバーで車輪交換や車輪間隔の調整が一人で行えます。

●前・後進に関係なく、耕うん砕土などにも便利です。

●爪本数を多くしましたので、砕土性能は一段と向上。

●手元ハンドルの位置は、上下、前後とも自由に調節できます。自分にピッタリしたハンドル位置でラクに作業できます。

●車軸はインボリュートスプライン式、ホイルチューブは6角形。足回りは頑丈で安定した作業が得られます。

インボリュートスプライン式・・・とポピュラーじゃなさそうな言葉がナマで表記されています。いったいどういう「式」なんでしょう?

クボタK500のエンジンはクボタディーゼルER50 5PS/2200rpm もしくはハイオク灯油エンジンEH55 5.5PS/1600rpmの二種類。重量は「驚くほど」軽量といいつつ、僕はその重さにビックリの264キロ〜254キロです。

「驚くほど」というのは「驚くくらい」であり、実際に「驚く」わけではないという感じ。

ここでも、カタログの文句に「ラク」が出てきましたね。それと、もうひとつ発見したのは昔のカタログには結構「驚くほど〜」という表現が出てきますね。

スムーズに作業ができます・・・と、文章があっさりして寂しいとき、「驚くほどスムーズに作業ができます」と書いて賑やかにする。そんな効果を狙っているのでしょう。

でも、でも、申し訳ないけど想像するに、「作業ができます」に何となく「スムーズもつけとこうか」で「スムーズに作業できます」になり、「それじゃ前回と同じだよ」ということで「驚くほどスムーズに作業できます」になる・・・違うかなあ。

なんだか時間がなくなってきてしまった。色々な記事が切れ切れのまま続きます。また明日!

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“クボタの耕うん機KME181、KME201、KME231、K500・・・「昔のカタログ」” への17件の返信

  1. Nocchさん こんばんは

    私はアラフィフのおじさんですが、K500は子供時代の思い出がいっぱいありまして、こちらのカタログで望郷の念にかられてます。
    K500のカタログ右上の写真は、田んぼの代掻き作業っぽく見えます。女性が操縦しているようですが、それも軽量さをアピールしたかったのかなあ(実際のところ150cm台の方だと厳しいと思います。少なくともウチの母には扱えませんでした)。

    確かによく見ると恰幅の良いおばさん?に男性の補助が付き、水田で何やら作業しているように見えますね
    本当に興味深いと思うのは、僕のように思い入れのない人間と、Nocchさんとでは同じカタログでも見る部分が違うということです
    僕はこの小さな写真に気がつきませんでした(正確には見てはいたが、観てはいなかった・・・ということでしょうか)
    そしてさらに興味深い経験は、このように思い出がたくさんある方からお話を伺うと
    どこがどう・・・と説明しにくいのですが、今まで遠くにあったK500が近くに寄ってくるというところです
    カタログから少しこちらに出てきて、オイルや埃の匂いのする機械して感じられるようになる・・・とでもいいましょうか
    これぞ大勢で一つのカタログ、写真を見る醍醐味なのだ・・・と思います
    僕も少しだけこの機体に対して思い入れができました

  2. noraさま
    先日投稿させていただいた者です。早速の真摯なご対応に感謝します。

    私はアラフィフのおじさんですが、K500は子供時代の思い出がいっぱいありまして、こちらのカタログで望郷の念にかられてます。
    K500のカタログ右上の写真は、田んぼの代掻き作業っぽく見えます。女性が操縦しているようですが、それも軽量さをアピールしたかったのかなあ(実際のところ150cm台の方だと厳しいと思います。少なくともウチの母には扱えませんでした)。
    それで、代掻きではタイヤを鉄車輪と交換するんですが、大径でワイドトレッドになるので車体が大きく見えてカッコよかったです。私の親が若いときは、牛なども使っていたそうですから、このような農業機械がいかに貢献したか計り知れないものがあります。

    良いサイトを作っていただき、本当にありがとうございます!

  3. Nocchさん こんばんは
    ご指摘ありがとうございます!!直しておきました
    いかに個人的自己研究的なブログだとしても
    正しいほうがいいのに決まっていますから、間違いはできるだけ早く直したいと思います
    (などと言って、直しが殺到したらきっと大変なことになるくらい間違いが多いと思いますが・・・)
    作成に朝の忙しい時間しか割けない・・・ということもありますし
    書いたら満足してしまって「見直す」ということがなかなかできない性格ということもあります
    Nocchさんのように間違いを補正しながら見ていただけるのは大変ありがたいです

    ・・・・・・・・・・・・

    軽量K500といえども250キロです
    きっと乾燥重量でしょうし、オイルや燃料、それから泥などもついて300キロは優に越えていたでしょう
    それから倒したK500を起こす苦労、身に染みてわかります
    K500ほどは重くないですが、山の中でマイナス側へ単車を倒した時は本当に気が遠くなりますから・・・

  4. 家が農家で物心付いたときからK500(ER50)がありましたので見入ってしまいました。見出しとカタログの順序が入れ替わってますね。

    私のところは高低差のある場所に狭い田んぼが多く、K500でも十分で、重かったですね。あぜ道を渡るときに倒した時は、家族で起こすのが大変でした。それ以前の耕運機はもっと重かったんでしょうね。人が耕しても済むような1畳程度の田んぼは、小型のティラーで行ってましたね

    何れにせよ貴重な資料ありがとうございました!

  5. カントリーボーイさん おはようございます

    うこの頃はめっきり減ってあまり目にすることもなくなりました。(ところでコメンター同士が語り合うのはマナー違反だとか聞いた事がありますがいいんですかねぇ)

    見ていて不快になる人がいるならともかく、いいんじゃないですか?別に
    何かを調べている人がコメント中の会話でその解がわかったりすることがあるでしょうし・・・
    (実際僕はそういうことがありました)

  6. noraさん ありがとうございます。
     稲架掛けは農村の原風景といいますか風情があっていいものなんですがねぇ。もうこの頃はめっきり減ってあまり目にすることもなくなりました。(ところでコメンター同士が語り合うのはマナー違反だとか聞いた事がありますがいいんですかねぇ)

  7. カントリーボーイさん おはようございます

    長野県あたりはまだまだ稲架掛けがあるんですね

    カントリーボーイさんと同じように、田んぼの中に三つ又を使って横に長く掛けていました
    見たところ大きくて四角く、コンバインが入れないような田んぼでもありませんし
    きっと天日干しで付加価値を上げたブランド米なんだ・・・と想像してました

    山陰の方はあぜ道に植えた木に何本も横竹を渡し稲を掛ける縦稲木が多いですね。

    畦道に木を植えるんですね!!
    そして五線譜のように横木を渡し、音譜が並ぶみたいに上へ稲を掛けるってことですよね!
    いろいろなやり方があるんですねぇ・・・

  8. noraさん おはようございます
    長野県あたりはまだまだ稲架掛けがあるんですね、あのあたりの稲架は一本立ちの棒に丸く円柱型に立てるやつですか?1枚の田んぼにいくつも立っているあれですか。山陰の方はあぜ道に植えた木に何本も横竹を渡し稲を掛ける縦稲木が多いですね。
     私は三俣にした竹の又に横竹を40Mほど並べて掛けていくものです。1人、2人では集めて掛けるだけで大変な作業です。尤もお米に付加価値はついて価値はありますけどね。

  9. カントリーボーイさん おはようございます

    今は稲刈りの真っ最中でしょうか・・・
    先日長野県の佐久あたりを走っていたらたくさんの稲架掛けを見ました
    大きな田んぼなのにほとんどが稲架掛けです
    何人でやっているのか気になったのですが
    すでにほとんど稲刈りは終っていて作業の様子は見ることができず残念でした
    大型耕耘機もそうですが、こちらも体力が必要でしょうね

  10.  NORAさん ありがとうございます。
     おっしゃるとおりで、右にはまりそうになってあわてて左を握ったら、左が先走りして右が脱輪して危うくひっくり返りそうになった事があります。

     いよいよ稲刈りです、私は稲架掛けなので大変です。

  11. カントリーボーイさん おはようございます
    バタバタしていてずいぶんお返事が遅れました
    握ったレバーの車輪の動力が切れてそちらへ曲がっていくということなのですね!
    あれ?坂道の登りと下りでは握りが逆って・・・
    もしかしたら、下りではクラッチを切ったほうが先に走っていって
    切ったほうの手と逆の方へ曲がるということなのでしょうか?

    もしそうだとしたらややこしいですねえ

  12. 左右のレバーはクラッチで握れば動力の伝達が切れます。だから坂道の上りと下りでは握りが逆になります。握った方がニュートラルになり注意が必要です。

  13. noraさん おはようございます。
    ER-90は上にトラクター狂さんが書いておられる9馬力のものです。ディーゼルで744cc、MAXで12馬力です。始動はデコンプレバーで圧縮を抜いておき手回しでスピードが乗ったところでデコンプレバーを離します。その為かなり大きなフライホイールがついています。ターンは左右どちらかのレバーを握り持ち上げて回ります。腕力はいりますね。だから今は畑オンリーで田んぼはトラクターです。

  14. カントリーボーイさん おはようございます

    KME-ER90とはこのカタログにある耕耘機と同じくらいの大きなものなのでしょうか?
    耕耘機を扱う人は「結構軽いよ」なんて言ったりしますが、やっぱり体力が必要なんですね
    どんなものか見てみたいものです

  15. 大型耕運機を見ていたら当サイトを見つけました。小生もKMEシリーズのER-90を現役で使用していますが、年齢的にさすがに取り回しが大変になってきました。車輪がアウトリガーの様に自在に可動するのは大変スグレモノです。しかしオイル漏れがひどくなってきて弱っています。クボタに修理も出してみましたが、直りませんでした。

  16. トラクター狂さん おはようございます

    KMEシリーズは化物耕耘機なんですね!
    こういう耕うん機って、旋回するのには片側車輪だけが回ったりして回りやすくする機能は持っていないんでしょうか?
    もしかして、大きくて重くても旋回は人力オンリー???

    となると、化け物耕うん機でたくさん泥をつけて重くなったら泥を落としてから回るか
    そのまま直線番長で畦畔を駆け上がって家に帰るか
    もしくは超ムキムキに体を鍛えて力持ちになるかしかないってことですよねえ・・・

  17. K500やKMEシリーズ、クボタトラクターなどが書いてある「クボタ酪農プラント」というカタログを持ってます。(全30ページ)このカタログの発行年が昭和44年2月となっているので、大体その辺りではないでしょうか?

    前に付いているスタンドは、手元にあるレバーで出し入れ出来ます。(機種によって違うかもしれませんが…)

    KMEシリーズは化物耕耘機ですよ(笑)後になって、クボタさんで2気筒12馬力(最大15馬力)のK1500という耕耘機も出してました(驚)

    私の祖父(耕耘機世代)から聞いた話によると、我が家では7馬力の耕耘機を使っていたそうですが、ロータリーに泥が大量につくと、非常に重くなり、旋回が大変だったと聞きました。私の住んでいる地域は粘土質の田んぼが多い為、9馬力、10馬力クラスの大型耕耘機は使えなかったみたいです…。

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