投稿日: 2019年1月27日〜がついていますから、便利です。FIAT415、411/451クローラ、昔のクボタ総合カタログ 今日は札幌農学校第二農場で見た、昭和40年代のクボタ総合カタログ(そんな感じです)の中の、FIAT415クローラタイプのFIAT411/451「昔のカタログシリーズ」です。 白衣のオペレーターが印象的なカラー最後のページ。後ろのほうに控えているのが今回紹介するFIATのトラクターですね!右奥にちらっと見えているのはクボタST22です。国産なのにあんなに隅に追いやられているのは、色がFIATと同じような赤だからでしょうか。 以前L13GR、L170R、L200R、L27R、L35R、ST22と紹介してきました。カタログはまだまだ続きますが、あとはアタッチメントやオプションの紹介で、具体的な機種についてはこれが最後になります。 FIAT415/615のセールストークを書き写してみます。■フィアット製のエンジンは、振動が少なく、負荷の変化に対して十分の余裕を持つ高出力の水冷ディーゼルです。■コントラマチックウエイとトランスファームシステムで牽引力を増加し、牽引に直接効果のないムダな重量を省いた軽量トラクタです。■トラクタの牽引負荷をいつも一定に保つことのできるドラフトコントロール(牽引負荷の自動調節)ができますから、過負荷による車輪のスリップやエンストを防止します。■作業機の上下位置を一定に保つポジションコントロール(位置制御)ができますから、プラウ耕などの場合耕深を一定に保つことができます■油圧ポンプは、エンジン直接駆動ですら、クラッチを切っても作業機は作動します。■2段ペダル式のダブルクラッチになっていますので、トラクタの走行を停止してもPTO軸は独立して作動します。また、走行に合わせたPTO回転(グランドPTO)を得ることもできます。■PTO軸の回転数は、国際規格の540回転/分です。別に高速回転の直結PTO軸もついています。■デファレンシャルロックがついていますから差動装置を固定することができます。プラウ耕や、湿田での片輪スリップの心配がありません。■燃料、潤滑油、吸入空気は、すべて二重ろ過装置になっており、特に潤滑油は、遠心オイルフィルターによって金属粉などを完全に取り除きます。(415形は3重沪過)■ブレーキは、ミッションの内側にとりつけられていますので、防塵防水が完全で、水田作業も安心してできます。■速度計、エンジン回転計、PTO回転計、アワーメーターが一体となったトラクターメーター、油圧計、冷却水温度計、チャージランプなどを計器板ライトが照らしますから、夜でも機械の状態がすぐわかります。 以前見たFIAT415です。フィアット4気筒ディーゼル 2,270cc 45馬力 1965年から1968年まで生産されていたそうです。 こちらはFIAT615のカタログ写真。スペックは615が隠れてしまって見えません。かいつまんで書いておくと・・・FIAT 211Rシリンダ数 2 総行程容積 1,135cc 出力 20ps 回転速度 2300rpmFIAT 315シリンダ数 4 総行程容積 1,901cc 出力 35ps 回転速度 2500rpmFIAT415/415Sシリンダ数 4 総行程容積 2,270cc 出力 45ps 回転速度 2500rpmとなっています。 “〜がついていますから、便利です。FIAT415、411/451クローラ、昔のクボタ総合カタログ” の続きを読む