1973年型式認定大島コンバインRC-901「朝1分の農機考古学」

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もう実機は見られないであろう運輸省型式の若い番号の古い農機を本や雑誌から探している「朝1分の農機考古学」。今朝は1973年農業機械・施設便覧の広告より1973年型式認定の3条刈り大島コンバインRC-901です。文面からは「手で刈るよりラク」からその中身へ「機械で刈る際の快適さ」を追求している様が感じられます。

1973年農業機械・施設便覧の広告です。昨日のRS700もそうでしたが「運転席にエンジン振動がつたわりません」とあり、コンバインは振動や騒音が問題となっていたことがわかります。その他にも「見通しが良く手元集中のワンタッチ操作」とあることから日本のプロダクトお得意の「重箱の隅をつつく」改良が加えられ始めていることが伺えます。
1973年農業機械・施設便覧の広告です。昨日のRS700もそうでしたが「運転席にエンジン振動がつたわりません」とあり、コンバインは振動や騒音が問題となっていたことがわかります。その他にも「見通しが良く手元集中のワンタッチ操作」とあることから日本のプロダクトお得意の「重箱の隅をつつく」改良が加えられ始めていることが伺えます。
製品として一旦レイアウトが決まってしまうと、今度は何たらスイッチやなんとかターンのような隅突き勝負が展開されるというわけですね。そういう意味ではクボタよりはヰセキやこの大島の方が先に始めていたのかもしれません。
製品として一旦レイアウトが決まってしまうと、今度は何たらスイッチやなんとかターンのような隅突き勝負が展開されるというわけですね。そういう意味ではクボタよりはヰセキやこの大島の方が細かい改良を先に始めていたのかもしれません。
シートに記入します。小型特殊自動車運輸省型式認定番号農827号大島RC-901型となっています。昨日のRS700は広告ではRS-700となっていて、運輸省型式ではRS700でした。しかし、このRS-901型は運輸省型式もRS-901とハイフン付です。こればっかりは法則性は各社全く無く、ハイフン「-」は担当者(運輸省の担当も含む)がま全く意識していない、入れちゃったり入れなかったりする不思議な記号としか思えません。
シートに記入します。

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農827号
大島 RC-901型

となっています。昨日のRS700は広告ではRS-700となっていて、運輸省型式ではRS700でした。しかし、このRS-901型は運輸省型式もRS-901とハイフン付です。こればっかりは法則性は各社全く無く、ハイフン「-」は担当者(運輸省の担当も含む)がま全く意識していない、入れちゃったり入れなかったりする不思議な無意識記号としか思えません。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

3桁の運輸省型式認定番号の中で抜けているのはほとんどコンバインなのでこれからも続くと思いますが我慢してお付き合いください。それではまた明日!

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