
もう実機は見られないであろう運輸省型式の若い番号の古い農機を本や雑誌から探している「朝1分の農機考古学」。今朝は1956年の農業機械カタログ総攬から恵愛工業の恵愛号キャプトンP型です。残念ながら写真はS型で、新潟県の恵愛工業が販売元となって千葉県の有限会社キャプトン工場が作った耕運機のようです。


農耕作業用軽自動車
運輸省型式認定番号 農26号
惠愛号 キャプトンP型
となっています。ここのところ集中して捜索しているオリジナル34を改めて説明します。まず、ずーっと集めている、日本の道路を走ることのできるすべての農機に振られた番号、それが運輸省型式認定なのですが、始まったのが1957年です。
で、1957年も押し詰まった12月25日にまとめて34台、農耕作業用軽自動車として型式認定されました。なんでこうなったのかと想像するに、この制度を始めるにあたりまず、以前から存在していた耕運機をまとめて(もちろん申請のあったものについて)認定したのだと思います。そして、翌年1958年からは発売されるたびに申請があり、認定していく流れです。
つまり1957年組は番号だけではどちらが古い新しいとは言えない、昔からそこにいたエスタブリッシュメントというか先達というか既得権者というわけです。
『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました
『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。
(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.
追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!
連休明けでバタバタしています。今朝はここまで・・・それではまた明日!




