1978年運輸省型式認定ヤンマーYM1700D「朝1分の農機考古学」

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毎日サクッとオークション画像で見る「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は1978年運輸省型式認定のヤンマーYM1700Dです。1978年はすでにYM末尾01や10などの「四角い顔」が発売されている中、1974年の昔の顔で4WDとなって新発売されています。

ネットオークションで見つけてきたYM1700Dです。この顔が最初に出てきたのが1970年。それから8年も経っているのに、そしてこれからの四角い顔も同じ年に発売されているのに昔の顔で登場しています。ちなみに二駆のYM1700が出たのが1974年です。
ネットオークションで見つけてきたYM1700Dです。この顔が最初に出てきたのが1970年。それから8年も経っているのに、そしてこれからの四角い顔も同じ年に発売されているのに昔の顔で登場しています。ちなみに二駆のYM1700が出たのが1974年です。
YM2000Dです。大きな特長は四駆であるということ。マフラーにはヒートガードが付いたようですね。エンジンは手持ちの資料によれば2TR20Aということになっていますが、実際のエンジンの銘板には2TR20A-Aと書かれている可能性もあります。
同じ年1978年型式認定のYM2000Dです。大きな特長は四駆であるということ。マフラーにはヒートガードが付いたようですね。エンジンは手持ちの資料によれば2TR20Aということになっていますが、実際のエンジンの銘板には2TR20A-Aと書かれている可能性もあります。
ネットオークションで見つけてきたヤンマーYM1401Dです。1978年、YM1401の同級生にはYM1510やYM2000がありました。4桁末尾が00であったり01であったり10であったりと、なかなか複雑です。
同じ1978年、同時にに登録されているのはヤンマーYM1401Dです。この顔と比べるとYM1700DやYM2000Dのデザイン的古さは否めませんよね。
YM1700Dに戻ります。1968年登場のYM177の流れを汲んだ製品です。どうしても17馬力の四駆製品急いで出したかったとしか思えません。
YM1700Dに戻ります。1968年登場のYM177の流れを汲んだ製品なのでデザイン的に古いのは仕方ありません。それだけに17馬力の四駆を急いで出したかったとしか思えません。
エンジンも同時登録のYM1510が15馬力にも関わらず3気筒であるのに対し、YM1700Dは2気筒のままです。
エンジンも同時登録のYM1510が15馬力にも関わらず3気筒であるのに対し、YM1700Dは2気筒のままです。どうしても古いパッケージを4WD化しただけに見えてしまいます。
資料によればYM1700Dは小型特殊自動車運輸省型式認定番号農1164号ヤンマーYM1700D型となっています。同時に登録されている二駆四駆のYM1401やYM1510を見ると17馬力/20馬力の四駆をここで急いで揃えた感があります。
資料によればYM1700Dは

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農1164号
ヤンマー YM1700D型

となっています。同時に登録されている二駆四駆のYM1401やYM1510を見ると17馬力/20馬力の四駆をここで急いで揃えた感があります。

その後YMの17馬力はここで途絶えてしまったようですが、20馬力の方は1980年にYM2001の3気筒エンジン搭載で二駆四駆として、そして同じくYM2010の3気筒エンジン搭載で二駆四駆として登録されています。もちろん四角い顔で。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

今日はここまでです。なんだか蒸し暑くちょいと不快な感じ・・・熱中症に気をつけて今日も頑張りましょう。それではまた明日!

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