
毎日サクッとネットオークションの写真で「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝はこれまで収集した945台の農機のメーカー別集計です。制度スタート時優位にあったクボタが、だんだん他のメーカに追われてきたというのがわかります。すごいなExcel。

メーカーの中には年代別に製品を並べるサイトがあったりしますが、メーカーを横断して年代別に並べるとなると、公道を走ることができる農機を一網打尽している運輸省型式認定番号しかありません。
そこで、これまでこんな風にネットオークションで見つけてきた農機の運輸省型式認定番号を調べて番号順、年号順に並べてきました。これらが総数945台になったので、今度はどのメーカーが一番多いのだろうか?と、調べてみました。
↑昨日せっかく時間をかけて1956年から1975年までの農機を数えた動画を作ったんで貼っておきます。
【1956年から1975年までの収集認定農機メーカー別分布】

1956年の型式認定制度発足時はクボタの独壇場でした。ですから発足時からもっと短いスパンで区切れば、クボタのシェアが大きかったと思います。
1970年代は農機ブームと言っても良いくらいにたくさんのメーカー、たくさんの農機が型式認定されていたので、1975年まで含めたこの図はクボタ優位がかなり薄まっていると思います。
【1956年から1995年までの収集認定農機メーカー別分布】

実機の写真が見つからず、カタログから収集したものもありますが、ほとんどはオークションに出ていた写真をもとにしたものです。売り買いされている農機は世の中に多く出回ったものがほとんどですから、結構国内で実際に使われている(た?)メーカー別分布に近くなっているのではないでしょうか?
今朝はここまでです。近所のMさんに「いい加減草刈りしろ」と言われたので、今日は暑いけど庭の草刈りをすることにします。それではまた明日!