毎日ネットオークションの写真で「朝1分の農機考古学」『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は1984年型式認定、ヤンマーのFX42Dです。驚いたことに、FX42Dの運輸省型式認定番号はFX26Dと同じです。運輸省的にはエンジンの馬力というよりはその型式とスピード重視なので、FX42Dのターボエンジンのターボを外してFX26Dに載せたのかもしれません。
ヤンマーFX42D
シートに記入しようとして「あれ?」
シートに記入しようとして先客がいることに気がつきます。1563号にはFX26Dが座っているではないですか!FX26Dは26馬力。FX42Dは42馬力。なんだかおかしい。
ではFX26Dを見間違っているか?
こっちが間違っているかもしれないのでこちらもセカンドオピニオンを・・・
シートに記入します
『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました
『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。
(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.
追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!
ここからは想像なのですが、FX42Dの42馬力に対して、その60パーセントほどしかない26馬力のFX26D。その理由はターボを外したのだと思います。
馬力を落としてもエンジンの型式は同じですし、ターボを外しただけではおそらく出るスピードもFX42Dと同じでしょう。これなら新たに型式認定を取らなくても行けそうです。
とまあ、こんな想像です。それにしてもこんな例は他に見たことがありません。需要があったのでしょうか?わかりません。
今朝はここまでです。それではまた明日!