3/5の機械化道普請テストの詳細(ロードメーカー・テスト)

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先週の日曜日、今年度2回目の道普請(農道へ砂利の補充)を行ったわけですが、その際スガノ農機株式会社ロードメーカーRF220という農道を整地したり砂利を均したりする、トラクターのアタッチメント(農道整地機というらしいです)の実演と体験をお願いしてみたわけですが、その詳細です。見たことのない機械ですから、導入を考える以前に僕たちの思った通りにできるものなのかどうか、実際に体験してみたかったのです。

ミッションは主に2つ

  • その1:人力を使わずダンプで一気に採石を落とし、それを綺麗に均すことはできないだろうか
  • その2:農道は長年の通行と草が生えることによって、中央に固い固い草の塊ができて凸状になっているのだが、これを削って平らにできないか

以上の2つでした。

これまでのやり方は、ダンプに積んだ砕石を少しずつ人力で下に落とし、それをまた人力で鳴らしていたのですが、もし、バサッと落とした砕石を農道整地機で均すことができれば圧倒的に体が楽なはずです。

また、これまで全く手のつけられなかった農道中央のタイヤが乗らないので高くなってしまっている場所を削ることができれば車の走行がもっと安全にできるはずです。さて、使ってみてはどんな感じだったでしょう・・・

作業機は直接トラクターに繋がなくてはならない

↑その様子。短い動画です

それ以前にまずやることがありました。強く引っ張ってガリガリと地面を削る機械なので、オートヒッチを壊す可能性があるのだそうです。
テストする以前にまずやることがありました。強く引っ張ってガリガリと地面を削る機械なので、オートヒッチを壊す可能性があるのだそうです。
それ以前にまずやることがありました。強く引っ張ってガリガリと地面を削る機械なので、オートヒッチを壊す可能性があるのだそうです。ですからオートヒッチとドライブシャフトを外して、直接作業機をトラクターに繋ぐ必要があります。
ですからオートヒッチとドライブシャフトを外して、直接作業機をトラクターに繋ぐ必要があります。それまで別の作業機が付いていたりするわけで、作業機の交換には少し時間がかかるということがわかりました。あとは、大きいので置き場所ですねぇ・・・

農道真ん中の高いところはわけなく削れる!

↑その様子。短い動画です

農道中央部分、タイヤも乗らないし、草が生え続けて硬く高くなっている部分です。走るのに邪魔でハンドルを取られたりします。これが削れたら農道を走るのも安全になりますよね?ホント硬くてバックホーの排土板などで削ったら大変な時間が必要です。これまで全く手をつけたことはありませんでした。
農道中央部分、タイヤも乗らないし、草が生え続けて硬く高くなっている部分です。まるでアフリカのキャメルグラス!!走るのに邪魔でハンドルを取られたりします。これが削れたら農道を走るのも安全になりますよね?ホント硬くてバックホーの排土板などで削ったら大変な時間が必要です。これまで全く手をつけたことはありませんでした。
結果としてはあっさり削れました。スガノの回し者ではないですが、思わず「おお!」と、声が上がるくらいです。
結果としてはあっさり削れました。スガノの回し者ではないですが、思わず「おお!」と、声が上がるくらいです。これにはびっくり。
ただ、削った中央部分は草の根が土をしっかり抱えていて、なかなかバラバラになりません。もう、そのままの状態でジャガイモの皮をむいたように今までの場所に存在しています。はじめのうちはこのように手でどかしていましたが・・・
ただ、削った中央部分は草の根が土をしっかり抱えていて、なかなかバラバラになりません。もう、そのままの状態でジャガイモの皮をむいたように今までの場所に存在しています。はじめのうちはこのように手でどかしていましたが・・・
その1については一気に山にしてそれを均すより、いくつかにわけて地面に落とし、それを均す方が時間もかからず速くできましたが、結果としてデチらも可能で、人はチョコチョコと散らばった砕石を鳴らすくらいの労力ですみました。また、その2については、あんなに硬かった真ん中の凸は、簡単にカンナで削るように削れてしまいました。ただ、草の根が抱えた土は頑固で、これをバラして均すのはかなり時間がかかりました。でも、トラクターだけでほぼ完結する作業ではあります。
何回か往復するとこのように土と草が離れて平らになり、それほど手を出す必要もないみたいでした。ただここまでにするには思ったより時間がかかります。また、当然ですけど土と草が離れても草は残るのでどこかにどけなくてはなりません。

砕石の均しはどうか

お年寄りに仕事をさせ、自分は写真を撮っているだけ・・・
これまではこのように少しずつ砕石を落として人力で分配し、バックホーで均したり車で踏みしめたりしていたのですが、砕石をドサっと降ろして作業機で均すことができれば最高ですよね?

↑その様子。短い動画です

このようにバサッと砕石を降ろして・・・
このようにバサッと砕石を降ろして・・・
作業機で・・・
作業機で・・・
この通り。これが一番簡単でしたね。あっという間です。見ている感触ですが、薄くするのも厚くするのも自在な感じです。
この通り。これが一番簡単でしたね。あっという間です。見ている感触ですが、薄くするのも厚くするのも自在な感じです。
作業気無しの前回の様子と比べてみてください。
レポートとしてはこんなところです。
レポートとしてはこんなところです。

まとめ

「できるだけ手工具を使う」というのが多面的機能支払い制度の考えだと感じます。もちろん安全面を考えてのことだと思いますけど。もう一方で持続可能な方策を要求しているようにも感じます。

僕個人の考えですが、安全面と高齢化する活動体の体力温存のため、このような機械を導入するのは「アリ」だと思いました。あと5年、10年持てば、次の世代もやってくるかもしれませんし、もしかしたら興味を持ってお手伝いしようという人も発掘できるかもしれません。

それまで持ちこたえるためにも、この作業機に限らず省力化の方法を考えた方がいいと思います。

近所の人たちは全く期待していなかったようですが、そのひとり、教官のMさんに聞いたところ「買ったらよかっぺ」と、良い意味でマイナスの期待を大きく裏切られたようでした。お金の工面や理由づけはどうするんだ・・・って話ですけど。

島地区の農道だけじゃもったいないっていうことと、大きく重い作業機の置き場所もネックです。考えることはたくさんありますね。

最後に実演&運搬してくださった会社の皆様、ありがとうございました!

今日はここまでです。それではまた明日!

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