久々の900番台1975年認定日の本ベストE23「朝1分の農機考古学」

毎日サクッとオークション画像で見る「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握！「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は久々の900番台、今から47年前の1975年運輸省型式認定54台（暫定・・・数台増える可能性あり）の内、35番目の収集である、日の本トラクター・ベストE23です。「もう見つからないかなぁ」と思っても、ポツポツ見つかるものですね！

空色の車体にオレンジとも黄色ともつかない色のホイール。近所のMさんに言わせれば「ロータリーが優秀だった」という、ネットで見つけてきた東洋社の日の本トラクターE23です。 — 空色の車体にオレンジとも黄色ともつかない色のホイール。近所のMさんに言わせれば「ロータリーが優秀だった」という、ネットで見つけてきた東洋社の日の本・ベストE23です。めちゃめちゃシンプルなネーミングで、僕は好きです。

日の本トラクターE25表紙です。タイトル、ベストE25ディーゼルとあるんですが、よく見たら機体のステッカーにもベストE25と書いてあります。スーパーとかハイパーとかはよく見るけれど、「ベスト」というのは珍しいです。「ベスト」ですからこのあとが難しいですからね。 — E23のものではないですが、以前紹介した日の本トラクターE25カタログ表紙です。タイトル、ベストE25ディーゼルとあるんですが、よく見たら機体のステッカーにもベストE25と書いてあります。スーパーとかハイパーとかはよく見るけれど、「ベスト」というのは珍しいです。「ベスト」ですからこのあとが難しいですからね。

世界を目指してどうなったか・・・昔のトラクターカタログ、日の本トラクター「ベストE25」

当時の記事はこちら。トラクターが売れ出して国内で評価を受け、「さあ！世界だ！」となったイケイケの時代のカタログです。その結果は知っているだけにちょっと切なくなります。もちろん、その当時の成功イメージぴったりというわけではないというだけで、やっただけのことはあったわけですけど。

このシリーズはまずE23、E25などの二駆が出て、その数年あとにE23DやE25Dなど「D」のつく四駆が発売されています。もちろん、「D」のついた四駆のトラクターにも個別に運輸省型式認定番号が振られています。

銘板は足元の見える位置に集中していて僕としては大変ありがたい作り・・・しかも、メインの銘板は真鍮のエッチングで、風雨や長い年月に耐えうる作りです。シードタイム短縮、少量多品種生産に対応するためここをシールにするというのは理解できます。それだけに、今やこの贅沢な作りは目を引きます。（他に方法がなかったのかもしれませんけど）エンジンは日の本P126、1263cc2気筒25馬力/2500rpmエンジンが搭載されていたみたいです。運輸省型式認定の銘板には小型特殊自動車運輸省型式認定番号農915号日の本号-E23型とあります。 — 銘板は足元の見える位置に集中していて僕としては大変ありがたい作り・・・しかも、メインの銘板は真鍮のエッチングで、風雨や長い年月に耐えうる作りです。今ではリードタイム短縮、少量多品種生産に対応するため、ここをシールにするというのは理解できます。それだけに、今やこの贅沢な作りは目を引きますよね？（他に方法がなかったのかもしれませんけど）

エンジンは、1263cc2気筒25馬力/2500rpm日の本P126型が搭載されていたみたいです。

運輸省型式認定の銘板には

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号　**農915号**
日の本号-E23型

とあります。

シートに記入します。もうこれ以上見つからないだろうなぁ・・・と思っていた矢先にポツリと見つかった915号、こうなると諦めがつかないというか、「まだ見つかるかも」と、ダラダラと続けてしまいます。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

（ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています）← Click here for the English version.

追記：今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします！

昨日は雨でが降ったので、サボって遊びに行くのをやめて仕事をしちゃいました。今朝は一転、晴れて暑いですけど締め切りが迫ってきたのでやっぱり仕事します。それではまた明日！

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