今日はOさんに送っていただいた(貴重な資料ありがとうございます!)、1956年クボタ耕うん機カタログで「昔のカタログシリーズ」です。このカタログは主にクボタの耕うん機KL型、KM型、KH型を扱っていて、今のような「機能や使いやすさのアピール!」というよりは、玉石混交の耕うん機の中で「信頼と実績でクボタを選んでもらおう!」・・・といった体裁です。
ま、関係ないのも混じってしまった・・・
賜天覧、賜台覧ってなんだ?と思い、調べてみたら・・・
賜天覧
天皇皇后両陛下、秩父宮勢津子妃殿下にご臨席いただいた初めての埼玉国体の秩父会場。国指定重要文化財となった二基の笠鉾と四基の屋台を御覧いただいた。現在の屋台笠鉾に飾れる「賜天覧」の文字はこの時のことである。
秩父神社社報3p
かと思えば、レファレンス協同データベースというところにこんなくだりがありました。
『皇室事典』増補版(冨山房 1942年)の「献上」の項には、
献上品が嘉納された場合でも、「献上者に対しては、
宮内大臣から次の如き書面(この『皇室事典 旧版』を献上した際の事例が載っている)が送達される。
なお、御嘉納の場合と雖も「賜天覧」及びこれに類する文字をしようすることは許されない」とあり、
レファレンス協同データベース
「賜天覧」みだりに使えない言葉のようですが、気持ちとして「見てもらったの・・・すごいでしょ!」と、嬉しさ溢れて思わずそう表現してしまう例が結構あったということなのでしょう。
「賜台覧」は、同じように皇族など高貴な人が見ること。・・・だそうです。
国営検査合格
結構シビアに検査するようなので、市場に出ている商品なのに油漏れしただの、温度上昇が顕著だの、ダメなところがあぶり出されてしまうみたいです。
この国営検査に、特記事項なしで合格したのは確かに記載するに値するかもしれません。
調べてみると「クボタ農機の源流。国産発動機製造へ」というページにこんなことが書かれていました。
1955 年には、燃料がガソリンから灯油へ自動的に切り替わるラジエーター付き水冷式オートエンジンN形を発売。
クボタのサイト「エンジン:技術の系譜」
僕には石油発動機とディーゼルエンジンの見分けがつきませんでしたが、どうもオートエンジンは石油発動機みたいです。というか、農発と呼ばれるものはみんな石油発動機がほとんどなのかもしれません。
時間がなくなってしまいました。今日はここまでです。それではまた明日!