
昔の写真を整理しています。
用事が重なり行けなかった、ダイナミックフェア2019(JAグループ茨城の第45回農機・生産資材大展示会)。
O特派員に写真撮影をお願いしていた残り、景品のある輪投げをしていたり、便利グッズや小物と農薬などの薬剤が展示され、いつも不思議な雰囲気を漂わせている倉庫内のブースです。

なるほど!水稲の『防人』という意味だったんですね!!対して『箱維新』というのもおもしろい・・・このラインは飛鳥平安から江戸末期までの「日本を守る」というコンセプトで名付けられているんだ!

そういう条件では商品の「名前」ってすごく大事です。のぼりやポスター、フライヤーなどの宣材をたくさん使うのも頷けます。

ちなみに「ジェイフレンド」と「サラブレッドKAI」も同じ会社です。こちらは少しパンチが落ち気味。

この会社もおもしろいです。除草剤にカイリキZ、ゴウケツ、ビンワン、キマリテ、カチボシ、ウィニングランなど、いかにもな名前が並んでいます。

いつも思うのですが、名前を決める会議を傍聴したいです。膨大な数の候補の半分以上がこういう名前で、権利関係を調査した上でそれをみな分析と共に理由を真剣に口にする・・・真剣な討議の中で飛び出すヘンテコなカタカナたち・・・間違いなくシュールなはず。
「ドンドン」とか「ピンビン」とか「シャンシャン」とか、「ゴウチン」とか「センメツ」とか「ソウドリ」とか・・・出席者がそれぞれ発言するわけです。おもしろいわぁ。
そして、ツルの一声か、投票か・・・どんな風に決まるのかにも興味があります。
独特の文化か
なんとなーくのいかがわしさと、おどろおどろしさ。ほんのちょっとの暗さ。(個人の感想です)これらがミックスした独特の感じ、薬の新聞広告(特に昔のもの)に通じているような気がします。
「試してみないと効果はわからない」「見た目では比べられない」そんなところで似たような雰囲気になるのかもしれません。
![[Image 2834] 2834 大阪毎日新聞 巻号未詳、10 面、昭和 13 年 11 月 24 日発行 大阪、大阪毎日新聞社 三共製薬「ヨゥモトニック」は左横書きです。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2019/04/02834-504x688.jpg)


どうです?何となく似た雰囲気がありませんか?今健康でも将来病気になるかもしれませんし、ケガをするかもしれません。
購読者がなんとなく持っている不安をそれとなく煽り、キッパリスッキリな名前と解決策で購入を促す・・・そんな送り手側の心理があるかもしれません。あくまでも僕の推測ですが。
全然関係ないですけど、昔の新聞広告は性病に関係する薬の広告が多く載っているのも、購読層が壮年男性で、彼らが「今そこにある危機」として認識していただろうことが想像できておもしろいです。
というわけで今日はここでおしまいです。また明日!