年に一遍しか使わない、トラクターほど愛されず、保存するより鉄屑に・・・と、かわいそうな田植機に光をあてる「田植機考古学」。
今日は田植機の愛称を考えます。でも、考えているうちに時間がなくなっちゃいました。書く前から尻切れな匂いがプンプンしています。
生まれた当初は愛称どころではない
1960年代後半、田植機が発売された当初は主流を目指して鎬を削っていたので愛称どころではなく、田植機は「ナントカ式」のように育苗方式や会社の名前などで呼ばれていた感じです。
もしかしたら最古の愛称はこれかもしれない。1970?1971?三菱は「すくすく号」
NEWすくすく号の前にすくすく号があったのでしょうから、田植機の愛称は「すくすく」が一番古いかもしれません。
佐藤造機の愛称は「わかくさ」1970?1971?
もっとも有名な「さなえ」は1971年
田植機ではもっとも知られているのではないでしょうか?「さなえ」の名は、1971年登場で最初か二番目だと思います。
1973年、ヤンマーは「伊吹」
伊吹がしっくり来なかったのか、ヤンマーは「いちばん苗」などという愛称も使っています。
年代わからず。1973年あたり。クボタは春風
こうやってみるとイセキが一番強い印象
このように見てくると、イセキは人の名前にも使われていて印象に残りやすく、イメージキャラクターの女性と強く結びついた「さなえ」でもっともインパクトを与えたのではないでしょうか?
申し訳ないのですが、植物や稲が伸びるようすや風の名前では対抗できる感じがしません。やはり人の名前のほうがより身近です。
「さなえ」はこの後の農機の広告に大きな影響・・・人の名前がやたら出てきたり、ナントカ君が出てきたり、かと思えば意味不明な迷走したり・・・などをもたらしたのじゃないか・・・なんて思います。
わーまとまらない・・・今日はこんなところです。また明日!