昔の写真を眺めていて一瞬でも引っかかりのあったもの。今日の超小ネタはホーロー看板です。

Wikipediaによれば地下足袋は「じかたび」で、「地下」は当て字である・・・と言い切っています。注釈には、地下足袋メーカーの力王のサイトでは「地下の炭鉱でも使えることから」という起源説を紹介している・・・とあるのでハッキリとしたきっかけがあったわけではないようです。

現在日本国内販売は、そのシェアの6~7割を占める株式会社力王(1948年設立 本社東京都)と約3割を占める株式会社丸五(1919年創業 本社岡山県倉敷市)による寡占市場である。
とありますが、きっと昔はミシンや発動機のようにたくさんんおメーカーがあったのでしょう。それが今やたったの2社まで減ってしまったわけです。お気に入りの足袋会社がなくなって不便をした消費者もいるとは思いますが、概ね足袋を必要としている方々には行き渡っている感じ・・・
かつて多くの足袋製造会社があり、それが2つになってしまっても普通に世の中が回っているということがちょっと悲しいです。(足袋会社の数が減ったことによって僕が何か不利益をこうむったわけではありませんし、今までそんなことを考えたこともなかったのですけどね。)



強烈なインパクト スピー助成号耕耘機
僕にとって一番のインパクトはやはり『スピー』です。スピードに引っ掛けているのでしょうか? 最後に伸ばし棒で終る商標は数々あれど、こんな風船の空気が抜けるような、力の抜けた商標はそうそうないのではないでしょうか?
おまけにサブタイトルが「助成号」です。いや、メーカーがスピーで、耕耘機が商品カテゴリなのだから「助成号」は商品名です。クルマだったらアルファードとか、トラクターだったらスラッガーという部分ですよね?
国から何か助成があるから助成号?だとしたらものすごく直裁でやらしい表現・・・「耕耘機があなたを助けて成功させますよ」という意味だと思いたいです。

「スピー」という会社、今はどうしているのでしょう・・・きっとどこかにDNAが残っているはずだと思うのですが・・・
もう一つはコンコー発動機

たくさんあった発動機メーカーも、今では僕の知っているような有名大メーカーの数社になってしまって、こちらもきっとそんなに困っている人はいな・・・(います?)
まあ、とにかく自分に限っていえば、かつていろいろなものにたくさんのメーカーがあって、きっとそれぞれ個性があって楽しかったろうに、僕が知っているのは現在の数社だけ。
やむを得ない事情があったのでしょうけど、選択肢が少なくて悲しいなあ・・・と思う次第です。おしまい。
それではまた明日!