あ”〜・・・今日もどうでもいいことに考えを巡らせてしまっています。昨日の続きで、クボタの土に挑むライオンです。
クボタの耕うん機Kシリーズは、同じ名前でちょっとずつ違う機種があるような気がしていて混乱していました。
![どうも機械は時代の前後関係が気になっていけません。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/FullSizeR-4-1-504x378.jpg)
Kシリーズの前後関係を考える
![kubota_hand_tractor クボタ耕うん機 KMEシリーズ 車両の写真というか、写真を大幅に修正したものだと思いますが、原画を見てみたいです。前足のスタンド、バネが付いているんですね! 自転車のスタンドみたいに跳ね上げられるものだったのでしょうか?](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2014/12/kubota_hand_tractor-504x713.jpg)
![クボタ豪快耕うん機K700のカタログ。なんと今風のカラーです。クボタ耕うん機にミドルネーム「豪快」が挟まっているのも引っかかりますが、〈決定版がついに誕生〉したそうですが、『土に挑むライオン』というのはさらにフックします。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/IMG_1217-1-504x378.jpg)
K500のほうが古いといえるもう一つのポイント
![K700のカタログの一部です。耕うん機を中心に「私を捕まえて♡」追いかける男性「こいつぅー」というような後継が写真に捉えられています。1980年代でも通じるような耕うん機とは全く関係のないファンタジー。女性のファッションも作業する感じではありません。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/aahaha-504x336.jpg)
![一方こちらはK500の作業風景。ギリギリ若いふたりの耕うん機を中心とした光景と捉えることはできるかもしれません。楽しそうではありますが、ヘビーな農作業デートであり、そのファッションもガッツリ作業着です。どう考えてもK700とK500の間には時間が横たわっています。そしてK500のカタログのほうが古い・・・そう考えるのが自然です。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/doyo-nn-504x336.jpg)
エンジンが違う
![このK500に載っているのはER50-1型エンジンです。ER形のエンジンはER/ER-1/ER-2とバージョンがあることがわかっています。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/kubota_hand_tractor_k500_spec-504x714.jpg)
![もしかしたらエンジン単体だとこのようにER65型と表記され・・・](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/tohzu2001-img900x1200-1584785249pfhhvx12454-504x672.jpg)
![耕うん機用はこのように枝番が振られるのかもしれません。このER65-1はK700に載せられています。ただ、モンペのK500と同じ年代のK700だと考えています。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/content-1088869-6e8284f30e9e81ffbc0bb06a679b1cd7-504x378.jpg)
![こちらはER65-2。土に挑むライオンのほうのK700に載っているものです。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/i-img600x450-1585788136sjgaqd3795-504x378.jpg)
K500のカタログの体裁はKME181などと同じ
![kubota_hand_tractor0001 クボタ耕うん機 K500 操作はテーラーなみの「軽い耕うん機」](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2014/12/kubota_hand_tractor0001-504x713.jpg)
というわけで、ER50-1を載せたK500は1967(昭和42)年生まれと考えて良さそうな気がします。同じくER65-1を載せたK700(土に挑む前のライオン)も1967(昭和42)年生まれでどうでしょう?
土に挑んだK700はK700Aへ
![土に挑んだほうのK700は、調べてみると運輸省型式認定番号は農652号。イセキクボタL200Rや三菱R2000の後、TB23やTS2400の前で、1969年生まれということに矛盾はありません。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/seet1-504x334.jpg)
![今日の材料はこのクボタKA700A型(耕うん機?)です。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/05/96780442_1641443819339647_7469778692814667776_o-504x284.jpg)
![ちゃんと押えてもらった運輸省型式認定番号は 小型特殊自動車 運輸省型式認定番号 農767号 クボタK700A型 とあります。喜んで誕生年確認作業を始めたわけなのですが・・・](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/05/97647583_1641446076006088_5179671206822936576_o-504x284.jpg)
小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農767号
クボタK700A型
とあります。
K700Aの生まれは1972年〜1973年あたり
![単純に運輸省型式認定番号だけで言ったら農765、1973年にシリーズが完成したクボタL4ケタ末尾00シリーズのL200のすぐ後ろ。1972年発売のヰセキTS2800の農794より前ですから、1972年〜1973年に発売されたと考えるのが妥当です。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/05/seet-2-504x324.jpg)
そして1976年のK7となっていったのでは?
![農研機構の安全鑑定を調べてみると、1976年にK7という耕うん機が登録されています。運輸省型式認定番号と安全鑑定の差が3年。その差は大きいです。しかもK7という名前からK700の先祖とも考えられます。となるとそのあと発売されたであろうK700Aとの差はもっと広がるはずです。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/05/nouken-504x410.jpg)
![K7という耕うん機をネットで探してみると、K700Aよりあか抜けない形。きっとこちらがお兄さんでしょう。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/05/k192713755.1-504x378.jpg)
現時点では・・・
1967年 ER50-1/ER65-1搭載のK500/K700
1969年 ER50-2/ER65-2搭載のK500/K700
1972年あたり GA85搭載のK700A
1976年 K7
こんな感じで手を打っておきます。それではまた明日!