『コンマ田植機MPR5H 他社製田植機を自社ブランドで販売するメリットって・・・』の記事で、今間製作所が「昭和40年代、自走自脱(ハーベスタ)を日本で初めて販売して一世を風靡した会社です。」だと教えてくれたトラクター狂さんに、その自走自脱(ハーベスタ)のカタログを送っていただきました。
トラクター狂さん、いつもありがとうございます!
僕は農業のことをよく知らないので、米収穫の機械化はバインダー→コンバインの流れだと思っていました。しかし、その間に自走脱穀機というのがはさまっていたのでした。
確かに農家の規模はまちまちですから、おだがけして天日乾燥して、その後脱穀していた農家もあれば、バインダーの刈取り後すぐに脱穀して強制乾燥する農家もあったということなのでしょう。
となれば脱穀機を現場に持っていきたいニーズもあったのだと思います。
なぜ自走脱穀機?と最初思ったのですが、考えてみたら収穫機として最初にバインダーを導入したでしょうから、刈取り部は必要なかったはずです。「必要な機械だけ買えた」という面ではとてもリーズナブルな機械だったと言えます。
ただ、このハーベスタ買替えの際には技術の進歩もあって自脱式のコンバインがレンジに入ってきたでしょう・・・今や全く見かけることのないこのタイプはそうやって入れ替わってしまったのですね。
このハーベスタの話、ちょっと続きます。また明日!
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伊藤産業機械(株)さん おはようございます
そうだったのですね
確かにそうすれば乾燥機はいらないし、田んぼで全て済むので家が散らかりません
それはそれで考えられた機械体系で、今だって場合によっては使えそうです
服部さん、バインダーだけ持っていて、刈った稲を干してから家に持ち帰って、据え置きの脱穀機で脱穀するという人は、ほとんど見たことがありません。
たいていの場合は、バインダーとハーベスターをセットでお持ちになっていて、バインダーで稲刈り後にいったんおだがけし、乾燥してからハーベスターを持っていて、田んぼで脱穀していました。
バインダーの場合は、収穫してすぐに強制乾燥という人もマレでした。