投稿日: 2019年5月30日 投稿者: nora昭和50年代のSTサトーとD三菱、そして末尾00/50を少しだけ整理。主にD3200/D3250「撮りトラ」今日はFacebookでいただいたTさんの三菱トラクターと佐藤トラクター、主にD3200/D3250「撮りトラ」です。僕の写真はほとんどありません。 これがお話のもとになった三菱D3250です。二駆のように見えるのでD3250だと思います。三菱の年表によると、まずD3200が1977中頃〜1978年中頃まで作られ、その後、このD3250切り替わり、1981年まで製造されていたようになっています。ただ、D3200からD3250に、明確に切り替わったのかどうかははっきりしない書き方です。農研機構のサイトで見てみてもD3200とD3250は登録が同じ年、1977年になっています。一応番号はD3200が一番小さい・・・しかし、番号が1番ずつ順番に並んでいますし、よくわかりません。このあたりが少しスッキリしないかな・・・ 三菱おなじみの形の銘板シールです。三菱農用トラクタ農業機械の種類 農用トラクター(乗用型)型式名 三菱D3200区分 三菱D3250製造会社 三菱機器販売株式会社なんと型式名はD3200のまま、D3250と末尾に50が追加されていますが、中身はD3200とさほど変わらないのでしょう。 Tさんの佐藤造機のST3240です。三菱でいうとD3250FDにあたります。三菱が四駆をFDと称しているのに対し、佐藤は末尾40を四駆としているようです。 農業機械の種類 農用トラクター(乗用型)型式名 サトー ST-3200D区分 サトーST3240発売元 全国農業協同組合製造会社 佐藤造機株式会社運輸省型式認定番号も付いています運輸省型式認定番号 農1175号サトーST324型 早速運輸省型式認定番号シートに書き込んでみると、シバウラSU1540とヰセキTS3910TCLFの間に入りました。1977年〜1978年の間です。 そしてこちらは同じくTさんのD3200FDです。Tさんによれば3200と3250(ST3240とD3250が同じだとして)の違いは・・・違いはマフラー、ボンネットの形状、フロントグリル、メーターパネルの違いはありました。エンジンも同じ4DQ3と言うエンジンだし、ミッションなど他は同じに見えますとのことでした。 D3200FDの銘板です。注目なのは区分の部分に何も書いていないこと。僕の見たD3250は型式はD3200で、区分がD3250になっていました。マイナーチェンジするとこの空白部分に名前が書かれるのかもしれませんね! そう言えばこの顔。鈴江のもあったんですよね。スズエのM1800です。これも三菱製。顔だけ色違いでお面風です。 話は戻って、3200と3250(ST3240とD3250が同じだとして)の違いです。まずはD3200FDのマフラー。フードの隙間からちょっと下向きに出ていますね。 ST3240のマフラー D3250のほうは真横に出ているように見えます。 そしてD3200FDのメーターパネル ST3240のメーターパネル。改良型?だけあって、メーターの部分が少し立ち、見やすくなっているように感じます。 三菱製品の年表です。これを見るとST3200DとD3200FDは同時に世の中に出てきて・・・注目はST3240(D3250FD)のライン・・・スタートの時点がはっきりしない書かれ方になっています。何となくST3200D(D3200FD)のラインの後半のあたりから何となく出てきた・・・そんな書かれ方です。どちらかといえば、さっさと横ラインお面のD3250FDに変わってしまって、縦ラインお面のD3200FDって、そんなに出回っていないのではないでしょうか? すみません。時間がなくなっちゃいました。あしたもっとちゃんと整理します。それではまた明日! 上の記事とゆるく関連しているほかの記事:昭和50年代のサトー。1年間で2回顔が変わってる!主にD3200/D3250「撮りトラ」顔だけすげ替えたのではなかった。三菱D3250「撮りトラ」三菱トラクタその2・・・ダイナミックフェア2014三菱トラクタその1・・・ダイナミックフェア20141978年型式認定三菱D3200「朝1分の農機考古学」三菱青い時代は見たことのないトラクターがいっぱい