休みの日は見に来る人も少ないので今日は趣向を変えて・・・国立科学博物館で開催されていた、明治150年記念、日本を変えた千の技術博という特別展で見たものいろいろ・・・
前回は『新聞広告最古の左横書きを探せ!』で、敗戦によって横書きは左横書きになったのかと思ったら、そうではなかったというお話。今日はちょっとだけ残ったその広告関係のお話から・・・
この展示会のカタログのこの展示の部分に「昔は日本人も時間にルーズだった」とありました。幕末に日本にやってきた外国人は、時間にルーズな日本人に驚いていたということです。
維新が起こり、明治になって50年経ってもそのルーズさは変わらず、かの大隈重信が『開国50年史』のなかで嘆いていた・・・と書いてあります。
大正から昭和初期に、合理的な生活を勧める「生活改善」の運動の中に時間の尊守というテーマがあったとカタログに書いてありました。
50年経っても変わらなかった日本人のルーズさ・・・後にいわれる秒刻みの交通機関の運行など、このような運動によるものというより、クオーツ時計などの道具による部分が多かったかもしれませんね。
この単結晶球が1キロってわけじゃないの?一体どういう意味???と、調べてみると・・・日刊工業新聞に記載がありました。タイトルは『産総研、シリコン単結晶を高精密計測し質量再定義する値を決定』あとあとなくなっちゃうことを考えて引用しておくと・・・
現在は世界で唯一の国際キログラム原器に依存している。しかし長期的に汚染などで質量が変わるため、CGPMでは将来、原器を廃止して、基礎物理定数の一種「プランク定数」に基づいた値にキログラムを再定義するように決議していた。
産総研では、質量を精密に求めるために1キログラムシリコン単結晶球の体積を精密に測定。直径94ミリメートルの球を0・6ナノメートル(ナノは10億分の1)の精度で計った。これは原子と原子の間の距離に相当する。
重さと体積とシリコンの格子定数などを組み合わせ、プランク定数を算出した。精度は1億分の2・4。同様に算出されたカナダなどの八つのプランク定数を加味して、国際科学会議の委員会が高精度プランク定数を決めた。
質量標準が原器から基礎物理定数に変わると、計測技術があれば誰でも質量標準を設定できるようになる。
とありました。う〜〜〜ん・・・プランク定数・・・学校でさらっと習ったような気もするけど、全く覚えてない。
Wikipediaで調べてみると、
光子の持つエネルギー(エネルギー量子)ε は振動数 ν に比例し、その比例定数がプランク定数と定義される。
光のエネルギー E は光子の持つエネルギーの倍数の値のみを取り得る。
E = n h ν
1キロ=ナントカプランクってことなのでしょうか? そもそも、光子の持つエネルギーの定数がなんで体積を計るとわかるの? さらに単結晶のシリコンがどう係わってるの?
「計測技術があれば誰でも質量標準を設定できる」って、プランク定数がわかっているのだったら、もう計測技術はいらないんじゃん?
と、わからないことだらけ。
調べてみるとフェライト磁石は一般的に品番がSSRではじまることが多い(不正確だったり、間違っている可能性あり)みたいなので、SSRはフェライト磁石じゃないでしょうか。
そしてCORMAXは・・・これは自信がありませんが、希土類金属とコバルトの金属間化合物を、粉末冶金的に磁石化したもの。
で、NEOMAXがネオジム磁石じゃないでしょうか・・・
ネオジム磁石はWikipediaによると
ネオジム磁石(ネオジムじしゃく、英語: Neodymium magnet)とは、ネオジム、鉄、ホウ素を主成分とする希土類磁石(レアアース磁石)の一つ。永久磁石のうちでは最も強力とされている。1984年にアメリカのゼネラルモーターズ及び日本の住友特殊金属(現、日立金属)の佐川眞人らによって発明された。
とあります。
昨日も磁石でちくわやカッパ巻きを浮かしていましたが、日本の磁石ってすごいんですね!
今日はこんなところです。また明日!
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