今日は某所で見た、ヤンマートラクターYM260「撮りトラ」です。最近、運輸省型式認定番号の銘板というかプレートやエンジン型式も含めて年式をソートしようと考えて、写真を見直しながら整理しています。
トラクターの年式や、メーカーを横断した前後関係はなかなかわからないことが多く、この運輸省型式認定番号なども手がかりにデータベースを作ってみようと考えています。
ただ、元々トラクターの持ち主でない上に撮影の時間も限られていて、どこに銘板が貼ってあるかわからないことも多く、苦労しています。

竹下鉄工、藤井製作所、協和農機の3社がそれぞれ
開発を開始し、1963 年に協和農機のYM18A(18 馬力)
がヤンマー農機では初のトラクタとして商品化された。
その後、トラクタの開発は綜合技術研究所に引き継が
れ、1966 年2月には竹下鉄工と共同でYM160(10 馬力)、
協和農機と共同でYM260(20 馬力)を発売した。
とあり、1966年生まれであることは以前からわかっていました。




2L20D形
総排気量 1.272ℓ
機関番号 2L20D-
ヤンマーディーゼル株式会社
馬力はヤンマー100年史にあったように20馬力なので、型式も20Dとなっているのでしょう。つまり、2気筒の2L、20馬力ディーゼルの20Dで2L20Dというわけです。

燃料ポンプから伸びているラインや、2L20Dというエンジン型式からも2気筒だということがわかりますね。





運輸省認定番号 農 588 号
ヤンマーYM260形
四輪乗用型トラクターで500番台はかなり古いです。僕が今のところ確認、集計している分だけですが、500番台のこれより古いものとしては農453が三菱R200、農553がイセキTB17、500番台のこれより若いものが農591、三菱R2000の3台しかありません。
YM260のエンジン型式と排気量、馬力、そして運輸省認定番号がわかってとてもスッキリしました。
きょうはこんなところです。それではまた明日!