今日は昨日の続き、北海道で見た(前回の分もまだまだ終っていないけれど)古いシバウラのトラクター「撮りトラ」です。スガノ農機「土の館」で見た、チェリートラクタのお隣にあったシバウラガーデントラクタと比較しながら見てみたいと思います。
今回見たシバウラです。まっすぐ前方に伸びたハンドルポスト。アングルで組んだフレーム。ひとつ目のライト。明らかに初期の乗用トラクターです。エンジンフード正面に「SHIBAURA」と表記があります。
スガノ農機「土の館」で以前見たシバウラです。こちらのほうがエンジンフードはスリムですが、今回もたものもこれもセンターマークがちゃんとついていることからどちらもオリジナルと考えられます。座席とエンジンの間に見えるリンク状のものは作業機を抱えるためのものでしょうか・・・アングルフレームも同じものですよね?このシバウラの記事1
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スガノ農機「土の館」で見たシバウラはエンジンやタンクが大きくフードからはみ出しています。エンジンは縦置き。
スガノ農機「土の館」で見たシバウラ。エンジンフードはフレームよりずっと細身です。そのため、左右にこれだけ機器がはみ出しています。
今回見たシバウラのほうはフレームいっぱいのエンジンフードで、エンジンはほぼ隠れてしまっています。
そしてなんと!エンジンが横倒しになっています。これはオリジナルなのか、それとも後から載せかえたのか・・・右手奥にタンクキャップが見えます。
今回のシバウラのお顔。
銘板は素っ気ないものですが真鍮のエッチングで、マイナスネジで留められています。
こちらはスガノ農機「土の館」で見たシバウラの銘板。洗練された形とデザイン。同じく真鍮のエッチングですが、プラスネジで後から取付けられたもののようです。
スガノ農機「土の館」で見たシバウラの物置?スペースに付いた取扱法の銘板。
今回見たシバウラにもついていました。でも、腐食でガチャ。読めません。
これはクラッチでしょうか・・・
あ!それからちょっと驚いたのはこれです。パンクしても?それとも超低圧でも?リムが空滑りしないために付いているものと思われます。タイヤの突起に引っ掻け式リム。タイヤ自体にこんな突起が付いているのを初めて見ましたし、それを利用するリムも初めて見ました。ゴムの突起の後が「ベチャッ」となっているので、もしかしたらゴム製突起を後から糊で貼付けるのかもしれませんけど・・・
これ、おもしろいなあ。
ちょっと待って!このタイヤ、よく見るとSHIBAURAって書いてあります。SHIBAURA 3.2×6 4PLY シバウラってタイヤも作っていたのでしょうか????
色々な人の手にわたるにつれ、オリジナルから変化していってこの二台が違っているのか、それとも生まれた時からそもそも違うのか、60年近く前のことでもあり結論は出ません。
でも、これだけ古いと自分には色々と目新しいものがあり、とても興味深いです。
今日はここまでです。また明日!
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