今日はMさんに連れて行ってもらったダイナミックフェア2018(JAグループ茨城の第44回農機・生産資材大展示会+同時開催の中古農機展示即売会)で見た、7月発売のイセキの新しい5条刈りコンバインHJ5101と、旧タイプとなり在庫限りとなった6状刈りのHJ6123です。
 
 7月発売、イセキの新しいコンバインHJ5101です。ここのところ落ち着いていたように思えた展示会。しかし、2018年の展示会では新しい製品がボツボツ出始めています。その主な理由は排ガス規制によってエンジンが変わるということのようです。
7月発売、イセキの新しいコンバインHJ5101です。ここのところ落ち着いていたように思えた展示会。しかし、2018年の展示会では新しい製品がボツボツ出始めています。その主な理由は排ガス規制によってエンジンが変わるということのようです。 
 「いったい何が起っているの?」僕は農家ではないので、そういう話は通常耳にすることがありません。(農家のかたはお茶のみ話の中で出てくるのだと思いますが)もちろん、ネットニュースにも、TVのニュースにも出てきません。そこで検索してみると、「56~130kW(76~177馬力)のトラクター・コンバインのご購入を検討されている皆さまへ」と、ヤンマーさんが国内特殊自動車4次排ガス規制についてとってもわかりやすく説明してくれていました。
「いったい何が起っているの?」僕は農家ではないので、そういう話は通常耳にすることがありません。(農家のかたはお茶のみ話の中で出てくるのだと思いますが)もちろん、ネットニュースにも、TVのニュースにも出てきません。そこで検索してみると、「56~130kW(76~177馬力)のトラクター・コンバインのご購入を検討されている皆さまへ」と、ヤンマーさんが国内特殊自動車4次排ガス規制についてとってもわかりやすく説明してくれていました。 
それによると、76~177馬力のトラクター・コンバインが対象で、2017年9月から規制されるため大幅にコストアップします・・・と警告しています。
 
排ガス3次規制時はPM(スス)を90%以上削減・・・ということで、EGR(exhaust gas recirculation)やDPF((ディーゼルびりゅうしほしゅうフィルター、Diesel particulate filter)が付いて、ガガーンと機械の値段が上がったのでした。
 
 2015年にクボタ筑波工場で行われた、関東甲信越クボタグループの「元氣農業応援フェア」でバタバタ新製品が出て、その時、乗り遅れないで! と、泣きながら応援(販売?)していたのを思い出します・・・
2015年にクボタ筑波工場で行われた、関東甲信越クボタグループの「元氣農業応援フェア」でバタバタ新製品が出て、その時、乗り遅れないで! と、泣きながら応援(販売?)していたのを思い出します・・・ 
そして、それから3年も経たず、4次規制になるとPM(スス)を90%以上削減した上にNOx(窒素酸化物)も90%以上削減することが求められるようになるそうです。
 
だから青いキャップの尿素SCRが付いた機種が出て、さらにコストアップしていると言うわけですね。
 
 HJ5101です。その4次規制のために、これからバタバタ新製品が出てくるのですか・・・見ているだけの人にとっては目新しくて良いのですが、思いは微妙です。
HJ5101です。その4次規制のために、これからバタバタ新製品が出てくるのですか・・・見ているだけの人にとっては目新しくて良いのですが、思いは微妙です。 
 4次規制対応の新製品の価格は・・・
4次規制対応の新製品の価格は・・・
イセキコンバイン
HJ5101GZCAPLW
価格 ¥15,228,000 
旧製品と比べてみましょう
 
 
 2014年の写真です。ちょうどDPFが付いていてSCRの付いていないタイプ。イセキコンバインジャパン ISEKI COMBINE HJ5098GZCAPLW 水冷4サイクル4気筒ディーゼルインタークーラーターボエンジン/DPF 3331cc 97.9馬力 価格¥14,202,000 約100万円高くなっていますね。
2014年の写真です。ちょうどDPFが付いていてSCRの付いていないタイプ。イセキコンバインジャパン ISEKI COMBINE HJ5098GZCAPLW 水冷4サイクル4気筒ディーゼルインタークーラーターボエンジン/DPF 3331cc 97.9馬力 価格¥14,202,000 約100万円高くなっていますね。 
 イセキ JAPAN というのでしょうか?
イセキ JAPAN というのでしょうか?
ヰセキコンバイン
型式 HJ5101GZCAPLW
全長 4660mm
全幅 2235mm
全高 2670mm
最低地上高 225〜385mm
機体重量 4410kg
エンジン種類 水冷4サイクル4気筒ディーゼル・インタークーラー・DPF+SCR
排気量 3053cc
出力 101.2PS
燃料タンク容量 100L
走行速度 0〜1.00 0〜2.00 0〜2.92(m/s)
クローラ幅×接地長 500×1850mm
こぎ胴 462×1050mm
グレンタンク容量 1800L
オーガ長 3700〜4700mm 
 エンジンが更新されて、それに伴う車体側の改良+定期的な機能の上積みで、どんな機械も旧機種に対し、ほぼ100万円高くなるんでしょうねえ・・・
エンジンが更新されて、それに伴う車体側の改良+定期的な機能の上積みで、どんな機械も旧機種に対し、ほぼ100万円高くなるんでしょうねえ・・・ 
 新製品はバッジもトラクターと同じくメッキに変わっています。
新製品はバッジもトラクターと同じくメッキに変わっています。 
 旧製品(あまり良い言い方ではないですね)は赤バッジ。
旧製品(あまり良い言い方ではないですね)は赤バッジ。 
 その赤バッジの持ち主は、排ガス第4次規制対象となり、旧製品で在庫限りのヰセキコンバインHJ6123GZCAPLW
その赤バッジの持ち主は、排ガス第4次規制対象となり、旧製品で在庫限りのヰセキコンバインHJ6123GZCAPLW
価格は¥16,308,000
これも規制をクリアした暁には100万円アップということなのでしょうねぇ・・・ 
きょうはここまでです。また明日!
 
 
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