ステッカーが焼けて見えないけど、四駆のシバウラS700-Oじゃないかなぁ「撮りトラ」

今日の「撮りトラ」は、hokkaidoujinさんの案内で行った中古屋さんで見た、1972年(昭和47年)〜完全に特定というわけではありませんが、シバウラS700-Oです。

 

こんがりと日に焼けたように錆に覆われ、茶色くなったシバウラです。きっと動くのでしょうが、放置度合いもここまでくるといっそ清々しいです。正面から見ると球体関節で、ブルトラといっしょ!
こんがりと日に焼けたように錆に覆われ、茶色くなったシバウラです。きっと動くのでしょうが、放置度合いもここまでくるといっそ清々しいです。正面から見ると球体関節で、ブルトラといっしょ!

 

車名よりまず気になったのはここ。大きなタンクキャップが・・・オイル?燃料?こんな大きなキャップが付くのは普通燃料なのだけど、まさかこんなところに燃料は入れないし、オイルにしては大げさ・・・すっかり???なのでした。しかも、他の機種、シバウラS1000やS1500には見あたりません。
車名よりまず気になったのはここ。大きなタンクキャップが・・・オイル?燃料?こんな大きなキャップが付くのは普通燃料なのだけど、まさかこんなところに燃料は入れないし、オイルにしては大げさ・・・すっかり???なのでした。しかも、他の機種、シバウラS1000やS1500には見あたりません。

 

運輸省型式認定番号 農801号 シバウラS070形 シバウラ・ホイールトラクタ 車両形式 S070 機関出力 15PS とあります。 そしてその銘板の脇の大きなキャップ。回りには非常に細かくギザギザが入ってますし、とにかく手で外すキャップなのは間違いありません。
運輸省型式認定番号 農801号
シバウラS070形
シバウラ・ホイールトラクタ
車両形式 S070
車体番号検印 ◯◯◯◯◯
機関形式番号 LE752-◯◯◯◯◯
機関出力 15PS
とあります。
そしてその銘板の脇の大きなキャップ。回りには非常に細かくギザギザが入ってますし、とにかく手で外すキャップなのは間違いありません。

 

エンジンなのでしょう。ちゃんとLE752Aと書いてあります。ネットで調べてみると、S-1700などに乗っているという記述を見つけました。
エンジンなのでしょう。ちゃんとLE752Aと書いてあります。ネットで調べてみると、S-1700などに乗っているという記述を見つけました。

 

ネットで見つけてきました。S07AというのにもLE752A、使われていますね。あのヘンなキャップは付いているのでしょうか?
ネットで見つけてきました。S07AというのにもLE752A、使われていますね。あのヘンなキャップは付いているのでしょうか?

 

サイドのデカールは「なんでそうなるの?」というくらいに真っ黒です。ただ、わずかに700という部分が読めます。馬力、型式などから想像するにシバウラS700とかS700-Oなのでしょう。
サイドのデカールは「なんでそうなるの?」というくらいに真っ黒です。ただ、わずかに700という部分が読めます。馬力、型式などから想像するにシバウラS700とかS700-Oなのでしょう。

 

それから旧IHIシバウラ(現在はIHIアグリテック)の沿革にではS-17は1959年。多分S-30AはS-17とS700(1972年)の間でしょうから、カタログの浦野朴の推察、1968年生まれというのは一応レンジに入っています。
旧IHIシバウラ(現在はIHIアグリテック)の沿革にはS700-Oは1972年(昭和47年)に初の四輪駆動トラクターとして、S700 Oと載っています。あ!それから、IHIアグリテックに会社名が変わり、会社の沿革はごくあっさりしたものに変わっています。今でも見られますが、そのうち消されてしまうでしょうから見るのはお早めに!
今はなくなってしまったチェコスロバキア、現在のチェコ共和国第2の都市ブルノで生まれたトラクターです。 tractordata.comによればZETOR4712は1972年から1978年にかけて製造され、ZETOR3気筒2.6リッターディーゼルエンジン、45馬力2200rpmとなっています。
1972年といえば、先日紹介した、今はなくなってしまったチェコスロバキア、現在のチェコ共和国第2の都市ブルノで生まれたトラクターZETOR4712と同級生。
tractordata.comによればZETOR4712は1972年から1978年にかけて製造され、ZETOR3気筒2.6リッターディーゼルエンジン、45馬力2200rpmとなっています。

 

シバウラS1000-0 オデコが前にせり出した形といい、スリットの広さといい、FORD2000にそっくりです。でも、こっちのほうが、よりスクエアな形かな・・・
こちらは土の館で見たシバウラS1000-0 こちらは20馬力で、エアクリーナーキノコの大きさや位置が全然違いますね。

 

S700のほうのキノコは大きく、便所のぶっ飛ばしのような形。
S700のほうのキノコは大きく、便所のぶっ飛ばしのような形。

 

それから、オリジナルなのかどうかわからないのですが、シートはなんとFRP製!もともとこうだったのか、それともクッションでくるまれていたのがなくなってしまったのかも不明です。FRPのトラクターシートは初めて見ました。(母数が少ないので何の参考にもなりませんが)
それから、オリジナルなのかどうかわからないのですが、シートは多分FRP製!もともとこうだったのか、それともクッションでくるまれていたのがなくなってしまったのかも不明です。FRPのトラクターシートは初めて見ました。(母数が少ないので何の参考にもなりませんが)

 

シンプルなメータ回り。それにしても、こんなにハンドルポストとメータが近くて、ちゃんと視認できたのでしょうか?メーターの直径はハンドルポストと大してかわらないように見えますけど・・・
シンプルなメータ回り。それにしても、こんなにハンドルポストとメータが近くて、ちゃんと視認できたのでしょうか?メーターの直径はハンドルポストと大してかわらないように見えますけど・・・

 

常滑焼の急須のようでとってもかわいいハンドルボス!!
常滑焼の急須のようでとってもかわいいハンドルボス!!

 

今日はここまでです。またあした!
今日はここまでです。またあした!

 

 

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“ステッカーが焼けて見えないけど、四駆のシバウラS700-Oじゃないかなぁ「撮りトラ」” への5件の返信

  1. シャチさん ご無沙汰しています
    これ、燃料タンクなんですね!

    きっと何らかの制約があってここに落ち着いたのでしょうけど、なんともユニークです
    あちらを立てればこちらが立たず、それによって始動不良が起きたのは残念です

  2. 足元のキャップは燃料キャップです
    S700はここに燃料タンクがあって
    よく水がたまって始動不良を起こしたそうです。

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