今日はOさんとMさんに誘われて春の農業機械&生産資材展示会「スプリングフェア2018」で見た、中古の三菱トラクターGX34「撮りトラ」です。
三菱トラクターGX34です。この顔はついこの間まで裏の中古コーナーではなく、表の展示会場で見たような気がします。ただ、記事を検索してもGX34そのものはありませんでした。正直言って僕にはなんの引っ掛りもない顔とスタイルなんですが、まだ1回も登場していなかったとは・・・
顔やスタイルに引っ掛りはなかったのですが、ここに引っ掛りました。「Z CHARGE ENGINE」(まずい・・・文字だけ読むと別のほうに取られそうで怖い)なんだろう・・・アルファベットの最後の文字だけあって、「究極の」とか「最終の」的に使われることの多いこの1文字。究極のチャージ方式エンジンとでもいうのでしょうか?
結構頑張って探したのですが、朝の短い時間ではここまででした。香川三菱農機販売株式会社のWEBページにGX511ETがZチャージエンジンを搭載している・・・とだけ。 排気量2505ccの51PSターボ付エンジンということなので、もしかしてターボチャージャーのことを単にZチャージャーと呼んでいる???
三菱トラクターGX34は農研機構のサイトで調べると2004年の登録で4輪駆動 機関25.0kW{34PS}/2500rpm 1.758L となっています。
この1758ccという排気量から同じようなものがないか探してみると、三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社という会社のWEBページに同じ排気量のエンジンがありました。S4L2という4気筒の1758ccエンジン。同じ系列の三菱のエンジンですし可能性がありますよね? しかも、三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社というわざわざターボチャージャという名前がついた会社の製品ですから、この1758ccエンジンにもターボチャージャーが付いている可能性大です。(想像の域を出ませんが)
『前立てを付けてもらえない機種もある!三菱トラクタGM・GA・GAKシリーズ・・・撮りトラ@ダイナミックフェア2016』で見た三菱トラクタたち。このときかなりの機種にターボが付いていたと思うんですが、それがみなサビサビだったんです。あれがZチャージャーだったのかな? これは三菱トラクターGA500XUVです。
ぎゃー!ターボのタービンだと思うのですがこれもサビサビです。どうしてなんでしょう?エンジンフードのヒンジのあたりなので雨が当たるんでしょうか? こんな風に何台かサビサビだったんです。
『これもパルシード。三菱MT368/MT331・・・撮りトラ@ダイナミックフェア2016』で
GOとGXは、車格の違いです。
GXの方が大きくて、デラックスです。
GOがクラウンなら、GXはセルシオでしょうか。
両方とも水冷4気筒ながら、
GOが排気量1500ccに対し、
当時のGXは1758cc(33馬力と36馬力)、
もしくは2290cc(40馬力以上)です。
とコメントをいただいたように、34馬力にしてはかなり大きな車体です。
そうそう、この三菱GX34の中古価格は¥2,300,000でした。
今日はここまでです。また明日!
上の記事とゆるく関連しているほかの記事:
野良犬さん こんにちは
S4L2プラスターボの予想(当てずっぽうで予想とは言えないくらいですが)、合ってたんですか!
本当にお詳しいです いつもありがとうございます
たしかに、GX34のエンジンは元々無過給のS4L2にターボをつけたS4L2-Tというエンジンです。
三菱重工エンジン&ターボは一昨年に産業用エンジンとターボチャージャー事業部門を重工本体から分社化したものです。なんでターボエンジンだけを売ってるわけではありません。
GX34のは分社化まえの重工製ってことになりますね。
40馬力以上でも最上位モデルのGX50だけが2502ccのS4Q2(これも重工製)エンジンになります。
40馬力、46馬力の2290ccのエンジンも重工もK4Nというエンジン。これはラインナップにないんで三次規制のときにラインナップから消えたのかも二次規制は対応したっぽいですが
伊藤産業機械(株)さん こんにちは
カタログも送っていただきありがとうございます!
タービンブレードを改良したので「タダのターボじゃないんだぞ!」ということで
Zチャージエンジンと称していたんですね
たしかにタービンブレードは外から見えませんものね
ただ、ここにあるように「Zチャージターボ」というステッカーを貼ってくれればすぐにわかるのに
なぜか「Zチャージエンジン」というステッカーになっていたので「なんだろう?」と思っちゃいました
三菱農機の平成15年の「新商品のご案内」によりますと、
Zチャージシステムとは、
「理想のタービンブレード形状を追求してブレードロスを3%改善することができたZチャージターボを新開発しました。
三菱重工製3気筒K3M-D型エンジンに、Zチャージを搭載することにより、燃焼効率が良く、大型トラクター並の高トルク性能を低回転でも発揮できます」
と説明されています。